【前のエピソード】第8話『甘い蜜の恐怖』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!

富士山が噴火するというだけでも大騒ぎなのに怪獣まで出現!!困ったもんだ!!

ウルトラQ 第8話『甘い蜜の恐怖』

作品情報

登場怪獣:モグラ怪獣モングラー

脚本:金城哲夫
監督:梶田興治
特殊技術:川上景司

放送日:1966年2月20日

キャスト

  • 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
  • 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
  • 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
  • 木村重夫(黒部進):農事試験場でハニーゼリオンという物質を研究中の職員。場長の娘・愛子と婚約している。
  • 伊丹一郎(岩下浩):農事試験場の職員で木村の同僚。木村の成功に嫉妬しており、失脚させるためにあることを画策する。

あらすじ

 山間部を走る貨物列車が突如隆起した山肌に乗り上げるという事故を起こす。 たまたまセスナからその事故を目撃していた万城目が調査のために近くの農事試験場へ赴くと、食べたものを巨大化させるほどの力を持つ物質『ハニーゼリオン』を培養する温室が数日前何者かによって荒らされたらしい。 その後、巨大モグラが現れ田畑や家屋を破壊してしまう。 温室を荒らしたモグラがハニーゼリオンを摂取し巨大化してしまったのだ。 開発者の木村は自責の念に駆られ、ハニーゼリオンについて学会で発表することをあきらめようとしていた。 しかし、万城目たちが調べていくと、温室を荒らしたのはどうやら人間の仕業であることが明らかになる。

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感想(ネタバレあり)

 今回はハヤタ隊員・・・ではなく木村という研究者が開発中だった液体『ハニーゼリオン』をモグラが摂取し巨大化するというお話です。 特撮で巨大化するといえば放射能の作用というのが定番でしたが、栄養剤によって大きくなるというのは斬新ですね。

 個人的に最初の機関車とセスナのシーンが好きで、セスナから見ている万城目たちのシーンと何も知らずに快調に走る機関車のシーンが交互に入ることで、緊張感や臨場感が伝わってくる映像になっているんだじゃないかと思います。

伊丹はいつのまにダイナマイトを設置した?

 モングラ―の掘った穴に万城目たちが駆け付けると奥から伊丹が現れます。 そして皆を穴の外に出るよう促すと、一人奥へともどりダイナマイトを爆発させモングラ―を退治しようと試みます。 しかし、伊丹の捨て身の攻撃むなしくモングラ―は地表へと姿を現します。

 ・・・伊丹はいつの間にダイナマイトを用意したんでしょうね? 農事試験場の事務所でその犯行を万城目に暴かれ、部屋を飛び出していったすぐあとに万城目や木村たちの一行は穴へ向かっているので、伊丹がダイナマイトをどこかから持ってきて設置する時間はないはずです。

 この謎に無理やり説明を着けるとしたら、あの穴はモングラ―が掘ったものではなく元からあったもので、発破用のダイナマイトが何らかの目的で元から設置されていたといったところでしょうか。 穴から脱出した一平が『ダイナマイトでモグラもともども自決です』と伊丹の状況を発言していますが、i伊丹がダイナマイトを持ち込んだとしたら一平はダイナマイトの存在を知るはずがありません。 このことから穴の奥にダイナマイトが設置されているのは周知の事実だったという推測が成り立つかと思います。

科学特捜隊のキャストでは3人目

 木村役の黒部進さんがのちにウルトラマンでハヤタ隊員役を演じるのは広く知られたことですが、ウルトラQにはほかにも科特隊のメンバーが出演しています。 まず、レギュラーである江戸川由利子役の桜井浩子さん、そして『五郎とゴロー』で牛乳を運搬するトラックの運転手役や『育てよ!カメ』でギャング役を演じた二瓶太郎さんといった具合です。 そして今回の黒部進さんで3人目ということになります。 また、キャップ役の小林昭二さんは『2020年の挑戦』に出演されています。 アラシ隊員役の石井伊吉(毒蝮三太夫)さんはウルトラQには出演されていません。

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