【前のエピソード】第7話『SOS富士山』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!

富士山が噴火するというだけでも大騒ぎなのに怪獣まで出現!!困ったもんだ!!

ウルトラQ 第7話『SOS富士山』

作品情報

登場怪獣:岩石怪獣 ゴルゴス

脚本:金城哲夫、千束北男(飯島敏宏)
監督:飯島敏宏
特殊技術:的場徹

放送日:1966年2月13日

キャスト

  • 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
  • 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
  • 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
  • 一の谷博士(江川宇礼雄):万城目たちに協力している科学者。あらゆる分野の科学に精通している。
  • タケル(高島英志郎):かつて樹海で家族とはぐれ、その後17年間一人で生きてきた青年。驚異的な運動能力の持ち主。
  • 横山巡査(金井大):地元の人のいい巡査で富士の噴火について警告して回る。ゴルゴスに襲われた際は自らの命も顧みず、タケルを救出する。

あらすじ

 富士山に噴火の兆候が観測された。富士山付近の湖の水温が急上昇したというのだ。付近の住民たちに避難勧告が出されたが、樹海にも一人の青年が住んでいた。彼はタケルという名でかつて樹海で家族とはぐれたまま一人で生きていた青年だった。しかし、彼は人と接触するとすぐに逃げてしまうので避難させることができていなかった。万城目たちはタケルの姉と横山巡査とともに彼を説得するため樹海へと入った。一方、水温の急上昇した付近の湖では、湖水の大きな噴出とともに巨石が宙へと吹き飛ばされた。この巨石は一部が生物の様に動いていた。巨石はただの岩石ではなく、岩石怪獣ゴルゴスだったのである。

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感想(ネタバレあり)

 今回は日本のシンボルである富士山が舞台のエピソードでした。 富士山噴火といえばフィクションなどでもしばしば取り上げられる題材ですが、ウルトラQではそこに樹海の青年タケルと岩石怪獣ゴルゴスというエッセンスを追加してウルトラシリーズの色に染め上げています。

 このゴルゴスという怪獣は光るコアの様な球体が本体で、そこに周囲の岩石がくっつくことで怪獣になります。 ちょうど栃木の殺生石が割れてしまった様なので、あそこにこの球体を置いておいたらいい具合にくっつくかも・・・ただし怪獣なので暴れます笑 蛇足ですが、岩石がコアにくっついて怪獣になるというコンセプトはウルトラセブンの台16話『闇に光る目』のアンノンにも似ていますね。

樹海の王者タケル

  富士の樹海といえば方位磁石が効かず、中で迷えば出てくることはできない恐ろしい森として知られていますが、その樹海で17年もの長い間たった一人で生き延びてきた青年がタケルです。 子供たちがオリンピックに推薦すべきと口をそろえて言うほど素早く、樹海を縦横無尽に駆け回る驚異的な運動能力をもっています。 そんなタケルを目にしたからか由利子はタケルを『樹海の王者』と呼んでいます。 そして、タケルは何と迫りくるゴルゴスに飛び乗り、背中をよじ登ってコアを素手で取り出し、放り投げて拳銃で撃ち抜くという離れ業で怪獣を退治しています。 すごすぎ!!

 なおタケルを演じているのは高島英志郎という俳優さんで、かつて東映に所属していたときには故・梅宮辰夫さんと同期だったそうですよ。 当時の写真を見ると若いころの勝新太郎さんによく似た廃油さんだった様です。

作業員の二人は漫才コンビ

左が晴乃タックさん、右がチックさん

 ゴルゴスを爆破する作業員とその作業員を叱責する作業員は、晴乃チックタックという当時人気だった漫才コンビだそうです。 コミカルな演技はお手の物だったというわけですね!

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