[感想・解説]ウルトラセブン 第48話『史上最大の侵略 前編』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

いよいよシリーズは最終章に突入します・・・!!

第48話『史上最大の侵略 前編』

登場怪獣:ゴース星人、パンドン、セブン上司
登場メカ・兵器:ウルトラホーク1号、2号、3号、宇宙ステーションV3、ステーションホーク2号、ゴース星人円盤、ゴース星人輸送船、ウルトラガン、エレクトロHガン

脚本:金城哲夫
監督:満田かずほ
特殊技術:高野宏一

放送日:1968年9月1日

あらすじ

 ダンは謎の高熱と高血圧に悩まされていた。 体調不良を推してパトロールに出たダンは宇宙人の円盤を発見するが、操縦もままならずに不時着し気絶してしまう。 メディカルセンターに運び込まれ一命をとりとめるが、その後セブン上司が現れ体調不良の原因を告げる。 今まで地球で戦い続けてきたダメージが蓄積し、セブンの体には最早限界が来ているというのだ。 また、この体調不良はM78星雲に帰らなければ治らず、もしもう一度でも地球上で変身すれば故郷へ帰るエネルギーすらも使い果たしてしまうという。 しかし、侵略を狙うゴース星人が地球に侵入し、怪獣パンドンを出現させる。 ウルトラ警備隊が危機に陥るのをみたダンは、再び変身することを決意するのだった。

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キャスト(ゲストのみ)

  • クラタ(南廣):宇宙ステーションV3の隊長。ステーションホーク2号を駆ってゴース星人の円盤を撃墜する。
  • 北村博士(岡部正):地球防衛軍の医師。パンドンとの闘いで傷ついたダンを診察する。

感想・解説(※ネタバレあり)

 ついにセブン最終章に突入です。 セブンは今までの戦いのダメージが蓄積し、ダンの体調に異変をきたします。 M78星雲に帰らなければ回復しないという瀬戸際の状態ながら、仲間のために力を振り絞って戦い続けるセブンの姿には心を打たれますね。 最後のナレーションも非常に心に響きますね。 

近づくセブンの最期

 序盤からひどい体調不良でダンはまともに動くこともできず、さらに終盤ではセブンに変身しても満足に戦うことができません。 セブン上司の説明によれば地球上で多くの怪獣と戦い続けたダメージが蓄積し、もはや肉体が限界にきているというのです。 しかもそのダメージは故郷のM78星雲でなければ癒すことができず、もしまた変身すればM78へ還るエネルギーも使い果たしてしまうというのです。 しかし、自分の失態からゴース星人の輸送船の進入を許し、その中から現れたパンドンによって仲間たちがピンチに陥ってしまったため命がけで変身します。 ですが、変身はしたもののエメリウム光線を撃とうとしても発射できず、アイスラッガーも満足にとばせない状態でピンチを迎えてしまいます。 ウルトラホーク3号の援護で何とかパンドンを撃退するものの、ダンに戻った後にまた失神し生死の境を彷徨います。

アンヌ大活躍

 今回はアンヌの出番が多めになっています。 メディカルセンターではダンを救い、炎に巻かれたキリヤマ隊長たちをウルトラホーク3号から消化剤を投下して救い、苦戦するセブンに火力支援まで行います。 彼女がいなかったらウルトラ警備隊は全滅、セブンもやられていたかもしれませんね!

 また今回のアンヌはダンに精密検査を勧めたり、『ダンは今、必死に死神と戦ってるんだわ』というセリフがあったりダンとの関係性の描写が増えている様に思いました。 最終回に向けて2人の関係改めて視聴者に思い起こさせる意図があったのかもしれません。

脈拍360、血圧400、体温90℃!?

 体調不良のままウルトラホーク2号で宇宙へ出たダンが心の中で自分の脈拍と血圧と体温をつぶやきますが、 なんと脈拍360、血圧400、体温90℃というとんでもない体調になっています。 そりゃああんな顔色にもなるわ!! しかし、メディカルセンターに運び込まれたとき誰も気づかなかったのはどういうことでしょう? そんな体温のダンに触ったらお湯入れてすぐのカップ麺に手を突っ込むくらいの暑さになっているはずです(;´・ω・) そしてアンヌも脈と体温、血圧などを測るはずなんですが、何にも言及しないのでたぶん計測してないみたい・・・。  

トリビア・小ネタ

  • ダンが運動する体育館は世田谷区立総合運動体育館(※1)

出典

※1 小学館『ダンとアンヌとウルトラセブン: ~森次晃嗣・ひし美ゆり子 2人が語る見どころガイド~』P.106より

ウルトラセブンエピソード一覧

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