こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
ゴリラか人間か、はたまた猿人か!すごくゴリラっぽい宇宙人が登場します!
目次
第44話『恐怖の超猿人』
登場怪獣:猿人ゴリー、ゴーロン星人
登場メカ・兵器:ポインター、ウルトラガン、脳波交換装置
脚本:上原正三、市川森一
監督:鈴木俊継
特殊技術:大木淳
放送日:1968年8月4日
あらすじ
ある夜警察官2人が人間離れした怪力によって頸骨を粉砕され殺害された。 目撃者によるとゴリラに似た生物が3mもある壁を飛び越えて逃走したという。 しかし、警官の発砲によって犯人が流したと思われる血は紛れもなく人間のものであった。 ダンとアンヌは調査のために日本モンキーランドへと赴く。 ダンはこの施設が怪しいと感じ調査を進めていると、突然飼育員に襲撃され失神してしまう。 アンヌも知り合いだった真山博士と助手の民子によってとらえられてしまう。 彼らはゴーロン星人に操られており、人間の脳波を猿といれかえることで猿人間を増やし彼らに地球を支配させようとしていたのである。
[広告]キャスト(ゲストのみ)
- 飼育員(滝恵一):警察官2人を殺害した実行犯。猿と脳波を入れ替えられてしまった。
- 真山博士(増田順司):日本モンキーランドの研究者。アンヌとは旧知の仲。
- 民子(西朱実):真山博士の助手を務める女性。飼育員の指示役。
感想・解説(※ネタバレあり)
今回は宇宙人が猿に化けて人間を操り、人間をとらえては脳波を猿と入れ換えサル人間を増やすという実にまわりくどい計画を立てたゴリラみたいな宇宙人のエピソードです( ´艸`) というかサル人間を増やすと地球を侵略できるんでしょうか? あの機械一台で当時の人類を全部猿人間にするのはなかなか骨が折れそうですが・・・w
この脳波交換装置というのはちょっと『怪奇大作戦』っぽいテイストがありますね 怪奇大作戦の放送禁止エピソードで『狂鬼人間』というのがあるのですが、あのエピソードは脳波を機械でイジって人間を一時的に狂わせるという内容でした。 ホラーっぽさの強いストーリーでしたね。
謎
劇中で博士とその助手がゴーロン星人の脳波催眠によって操られていたことが発覚しますが、これと脳波交換装置による猿人間化は別のものだったのでしょうか? というのもそれぞれの行動から読み取れる博士と助手の知能レベルとゴリーの知能レベルでは大分乖離がある様に思えるからです。 前者は普通に会話をし、ゴリーに指示を出したり叱責したりと高度なコミュニケーション能力を持っていたのに対して、ゴリーはまともに会話すらできません。 またゴリーは運動能力にまで変化が出ていたのにたいして、博士たちはゴリー一人に圧倒されてしまうほど肉体面の能力差がありました。 またゴリーだけは体毛や顔面がより猿人らしく変化するという特徴もありました。 なので博士と助手は他の方法で洗脳されたんでしょうね。
あとゴリーのあの反抗的な態度と強靭な肉体を見ると地球人をあんなサル人間にしてしまった余計支配しにくい気がしますねw ゴーロン星人は何がしたかったんだろう・・・。
タイアップ
このエピソードでは名古屋鉄道とロケ地だった日本モンキーセンターの二者とタイアップ。 ゴールデンライオンタマリンなんて珍しい猿を撮影で使えたのもこのタイアップのおかげです。 ダンとアンヌがモンキーセンターを歩く姿はカップルそのもの。 『ノンマルトの使者』以来のデートですねw しかし、このタイアップのせいかアンヌが日本ライン下りをするなんてちょっと無理やりな展開もありました(;´∀`) でもアドベンチャー風味が増して面白かったですね! ゴリーが船頭に化けてるのは笑っちゃいましたが!w
最後の子供たちとウルトラ警備隊がモンキーセンターに手をつないでやってくるところなんかスゴクほほえましいですよね! 当時の子供たちはあんな経験をできてとても嬉しかったんじゃないでしょうか? うらやましい!!
トリビア・小ネタ
- ひし美ゆり子さんはライン下りの撮影の際には40℃の高熱を出していたが、抗生物質を飲んで一晩寝たら治ったそう(※1)
出典
※1 洋泉社『別冊映画秘宝 ウルトラセブン研究読本』P.196より
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