【前のエピソード】第2話『緑の恐怖』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です。

ふと夫が座っているはずの横の席を見たらバケモノが鎮座していた!!怖すぎ!!

ウルトラセブン 第2話『緑の恐怖』

登場怪獣:ワイアール星人
登場メカ・兵器:ウルトラホーク1号、2号、ポインター、ウルトラガン、パラライザー

脚本:金城哲夫
監督:野長瀬三摩地
特殊技術:高野宏一

放送日:1967年10月8日

キャスト

  • キリヤマ隊長(中山昭二):地球防衛軍のエースであるウルトラ警備隊の隊長。優しさと威厳をもって隊をまとめ上げている。『何っ!?』が口癖。
  • モロボシ・ダン(森次晃嗣):ウルトラ警備隊の隊員。その正体はウルトラセブンである。ウルトラアイを用いて変身する。
  • フルハシ隊員(石井伊吉):ウルトラ警備隊の隊員で地球防衛軍きっての肉体派。北海道出身。
  • アマギ隊員(古谷敏):ウルトラ警備隊の隊員。名古屋出身。兵器開発に長けており、様々な武器を作り出す。爆弾にトラウマがある。
  • ソガ隊員(阿知波信介):ウルトラ警備隊の隊員。九州出身。射撃の名手。ダンと行動を共にすることが多い。
  • 友里アンヌ隊員(ひし美ゆり子):ウルトラ警備隊の隊員。隊の紅一点。普段はメディカルセンターに勤務している。
  • 石黒達男(松本朝夫):宇宙ステーションV3から休暇で帰ってきた地球防衛軍の隊員。
  • 石黒美津子(中真千子):石黒隊員の妻。家の前で謎の金属塊を発見する。
  • シズ(森今日子):石黒家の家政婦。
  • 酔っ払い(大村千吉):夜道でワイアール星人に襲われウルトラ警備隊基地へ搬送される。

あらすじ

 

 宇宙ステーションV3に勤務する地球防衛軍の石黒隊員が休暇のために地球へと帰ってくることになった。 しかし、地球に帰ってきた石黒隊員は自室にこもり切りとなり、妻の美津子はその様子がおかしいことをいぶかしんでいた。 ダンは石黒隊員を自宅へ車で送った際に、石黒邸の眼前で妙な金属塊を発見する。 セブンの透視能力をもってしても仲が見えないその塊は、地球上には存在しないはずのチルソナイト808という金属でできていた。 そして、その金属塊と『石黒隊員』には恐るべき秘密があったのだった。

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感想・解説(ネタバレあり)

 今回はホラーテイストの強いエピソードでした。 宇宙から帰ってきた愛する夫が実は宇宙人と入れ替わっていたら・・・。 なかなか恐ろしい話です!!

 そういえば昔ジョニー・デップ主演の映画で『ノイズ』という映画があったのですが、これも宇宙から帰ってきた夫が変わってしまうというストーリーでしたねぇ。

ワイアール星人は侵略しに来たのか?捕食しに来たのか?

 このエピソードではワイアール星人が敵役の宇宙人となっています。 劇中ワイアール星人の姿をしているときは一切言葉を発さず、また人間に擬態しているときも地球に来た動機や目的を一切しゃべりませんでした。 なのでワイアール星人が地球に来訪した目的が人間の捕食なのか、それとも人間をワイアール星人に同化させることで地球を植民地にしようとしていたのか謎のままでした。

 以下劇中から得たヒントで推測していきます。

 まず、ワイアール星人は人間を捕食しないと変身が解除されてしまう様な描写があります。 なので定期的に人間を襲うのはマストの行動ということになりますが、ここで問題になるのは捕食された人間もワイアール星人に似た生物(もしくはワイアール星人そのもの)に変化してしまうことです。 襲われた人間が変化したこの生物もまた人間を襲ってネズミ産式に増えてしまいます。

 ワイアール星人にしてみればひとたび捕食行動を行えば、同族がどんどん増えてしまうので、指数関数的に食料が減って、一方でライバルとなる捕食者が増えていくということになります。 すなわち早い段階で必ず食糧危機に陥るのです。 

 ここから考えると、ワイアール星人は人間を捕食し尽くしては他の惑星に移っていく様な生活をしているという可能性が一つ浮かび上がります。 しかし、この場合捕食された人間も同族に変化させてしまうことに納得のいく説明がつきません。

 他の可能性としては地球を侵略しに来たということも考えられます。 最初のワイアール星人が死んだあと、それまでに変身してしまった人間も元に戻っていたので、この石黒隊員に化けていた1体のワイアール星人が女王バチの様な存在なのかもしれません。 そして食料となる人間がすべて変化してしまったら、さらなる食料を求めて他の惑星へと旅立っていく・・・そんな生き物なのかもしれません。 

チルソナイト808とは

 チルソナイト808はワイアール原産の金属で非常に頑丈かつセブンでも透視できないという特性を持っています。 ワイアール星人は大小二つのチルソナイト808の塊を地球に持ち込み、大きなものには石黒隊員を隠して小さいものにはコンピューターが仕込まれていました。 この石の力で石黒隊員そっくりの外見を保っていた様です。 このチルソナイトという金属はウルトラQの『ガラダマ』にも登場しています。

トリビア・小ネタ

  • 石黒家として使われた家は東芝の高輪倶楽部(※1)
  • パラライザーは初代ウルトラマンのマルス133の流用(※2)

それでは!!

出典

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