こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です！
今回は東京を巨大植物が浸食して大パニックに！！
ウルトラQ 第４話『マンモスフラワー』
作品情報
登場怪獣：巨大植物ジュラン
脚本：金城哲夫、梶田興治
監督：円谷一
特殊技術：川上景司
放送日：1966年1月2日
キャスト
- 万城目淳(佐原健二)：星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
- 江戸川由利子(桜井浩子)：毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
- 戸川一平(西條康彦)：星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
- 一の谷博士(江川宇礼雄)：万城目たちに協力している科学者。あらゆる分野の科学に精通している。
- 源田博士(高田稔)：マンモスフラワー対策のために呼ばれた科学者。希少な植物であるジュランを研究したいがために焼却に異を唱える。
あらすじ
東京中心部で地震が起こった。 しかし妙なことに関東一円で他に地震が観測された場所はなく極めて局所的なものだった。 万城目と一平が事務所の引っ越しを手伝っているとまた地震が襲った。 しかし、激しく揺れるビルの外壁にヒビが入り、中から巨大な植物が出現した。 古代の植物が永い眠りから覚め、突然変異して巨大かしたのだった。 このままでは東京が飲み込まれてしまう。 だが、この植物を退治できる唯一の薬品を持っている源田博士は、この巨大植物の調査を求めて退治に反対するのだった。
＜広告＞感想(ネタバレあり)
東京中心部に突然変異で巨大化した古代植物が出現するというストーリーでした。 根っこを皇居のお濠に伸ばして水分を補給したり、地下にいる人間を襲って血をすったりとユニークな植物に仕上がっています。 球根が成長してビルを突き破ってくるという着想もおもしろいですね！ 根っこについては初代ウルトラマンのスフランの原型になったといえるかもしれません。 また、おそらく『ガメラ２ レギオン襲来』の仙台のシーンにも影響を与えているかもしれませんね！
素晴らしい特撮技術
このエピソードでは巨大な植物がビルを破壊しつつ巨大化していくという難しいシーンが特撮で描かれています。 まず、ビルの外壁に一気に日々が走るところがスゴイですね！ 外壁にヒビの線を合成しているのでしょうか？ なかなかインパクトのある画になっています。 またマンモスフラワーが巨大化して花開くシーンは、前半がストップモーション、後半がミニチュアの操演で描かれている様です。 最後に巨大植物が雪の様に降り注ぐ薬剤を浴びてボロボロになりながら崩れていくシーンは、はかなさと美しさを兼ね備えた名シーンに仕上がっています。
キャストについて
円谷家の人脈なのか東宝映画でおなじみのキャストが毎回誰かしら顔をだす本シリーズですが、今回もご多分に漏れずなじみのキャストが出演しています。 まず堺左千夫さん。
堺さんといえばゴジラをはじめとする東宝特撮シリーズや黒沢作品にわき役として数多く出演している俳優さんです。
続いて源田博士役の高田稔さん。
河津清三郎さん主演の『透明人間(1954)』に出演されていたベテランの俳優さんです。
あとちょい役でしたが注目すべきは古谷敏さんですね！ お濠に野次馬が集まるシーンでちょっとだけ出演されていました！！ 背が高いのですぐわかります。