[感想・解説]Xファイル シーズン1 第3話『スクィーズ』

Truth is out there!!
こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

今回はシーズン2の第3話にして傑作の呼び名が高い『スクイーズ』のレビューです!!

  • 監督:ハリー・ロングストリート
  • 脚本:グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン
  • 原題:『Squeeze』

おのまとぺ的評価

  • おススメ度 ★★★★★ よくできたエピソードです!
  • グロ度 ★★★★☆ 食事中はオススメしません汗
  • 謎度 ★★★☆☆ 犯人は明らかですが突然変異の原因は謎 
  • ホラー度 ★★★★★ 狭いところから伸びてくる手!怖い!
  • コミカル度 ★☆☆☆☆ 少し冗談を言うくらいですね。
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あらすじ

 メリーランド州ボルティモアのオフィスビルで不可解な殺人事件が発生する。 被害者のジョージ・アッシャーがオフィスにいるときに肝臓を素手でえぐり取られて死亡したのである。 しかも、彼がイタオフィスビルの監視カメラに容疑者らしきものは何も映っておらず、侵入経路が全くの不明であった。 FBIのトム・コルトンはアカデミーの同期であるスカリーを通じてモルダーの協力を得ようとする。 モルダーは犯行の手口からすぐに過去に起こった数件の殺人事件に思い当たった。 しか通風口し、その数件の殺人事件は1963年と1933年、すなわち30年前と60年前の事件だったのである。 さらに殺害現場ではとても人間が通れるとは思えない小さな通風口から異様に長い指紋が発見される。

感想※ネタバレあり!!

Xファイルシリーズ序盤の傑作にして、シリーズ初の宇宙人以外のエピソードです! 30年冬眠し、目覚めると5人を襲って肝臓を奪い、それを蓄えにまた30年冬眠するという突然変異した人間のエピソードでした。

いやー、ユジーンのインパクトはすごかったですね! エアダクトの中で手が伸びたり、関節を外して煙突に侵入するところなんかの映像がよくできてました! またこのダグ・ハッチソンという俳優さんがはまり役で、あの髪型とカラコンが不気味で不気味で逆にクセになります笑 あの普通っぽいんだけどなんか気持ち悪くて不気味という雰囲気は彼にしか出せないですね! この不気味な演技は評判となり、シーズン1の第21話で再び登場することになります。

そしてユジーンが新聞紙を唾液で固めて巣や被害者から何か一つ小物を盗むという性癖など異常さを際立たせるプロットも秀逸でした。 特に後者についてはユジーンがスカリーからネックレスを盗むことで彼女が次のターゲットになったと観客にさりげなく示唆することに役立っています。

またカメラワークもよくて観客も家の中に侵入しているかの様な臨場感のある映像になっていました!! ユジーンはそんなにしゃべらないのですが、カメラの映し方で彼が何を考えているかわかる感じがしましね~ 特に最後にユジーンが不敵な笑みを浮かべながら食事の差し入れ口を見つめるところは怖かったですね(; ・`д・´) このエピソードの1シーン(モルダーとスカリーが銃を持ってドアから入ってくるシーン)はオープニングの映像の一部として使用されています。

さて、そんな名作の呼び声高い本エピソードですが、監督したハリー・ロングストリートについては評判がすこぶる悪かった様です。 脚本のウォンとモーガンによるとロングストリートは脚本を平気で無視する様なタイプだったらしく、後から勝手に省略されてしまったシーンを撮りなおす必要があり、ポストプロダクションでなんとかしたというのが実情だった様です。 また、演技指導の面でも脚本の二人のみならず主演のデイヴィッドドゥコヴニーから苦言を呈されており、現場での評判はかなり悪かった様ですね。 事実ロングストリートはこの後Xファイルのエピソードを監督することはありませんでした。

小ネタ

  • NCIS:ニューオーリンズのシーズン1第12話で沿岸警備隊のボーリン捜査官が好きな好きな悪役としてトゥームズを、好きなエピソードとしてこの『スクィーズ』を挙げています。 またその直後に『The truth is out there.(真実はそこにある。)』というセリフを口にしています。

66エグゼターストリートの現在

ユジーンの家があった66エグゼターストリートですが、実際に撮影されたのはボルティモアではなくバンクーバーの治安の悪いエリアの一角です。

こちらのGoogleストリートビューを見てもらうといかにも治安の悪そうなエリアであることがわかるかと思います。 壁は塗りなおされてPIERRE PARIS &SONSの看板も無くなっていますが、建物自体は残っていました。 スゴイですね!

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