【レビュー】『They Are Billions』ゾンビがわんさかやってくる!!

They Are Billionsメニュー画面

先日、海外ドラマ『Walking Dead』を見ていて、ふと『ゾンビからコロニーを守りつつ、発展させていくゲームがあったら面白いんじゃないか・・・。』と思いたちました。 早速、Steamを開いてRTSのコーナーを見ていると、丁度この『They Are Billions』がアーリーアクセスをやっていたんですよ。 これは天啓!!とばかりに、早速購入してプレイしましたのでちょっとしたレビューを書いてみたいと思います!!

押し寄せるゾンビからコロニーを守れ!!久々にハマりそうなRTS

このゲームの最大の特徴は、何といってもアホみたいな量のゾンビが押し寄せてくるところですね。

ゾンビはウェーブで押し寄せてくるので、最初のウェーブが来る前にコロニーを発展させつつ守りを固めていきます。 『こっちから来たらここの壁で止めよう』とか『ここに入り込まれると厄介だからスナイパーを配置しておこう』などと戦略を練りながら、壁やゲート、やぐらをコロニーの周りに建設し、ユニットを配置していきます。

なお、上の画像は木の壁、ゲート、やぐらを設置し、レンジャーを配置していますが、これだけの守りだったら5秒で破壊されてしまいます汗 石の壁を研究し、2重に設置してユニットももっと配置しなければなりません。 そこらへんの強化も時間と資源消費のバランスの闘いになってきます。

最初のウェーブは本当に大したことはない。 しかし・・・

そして、ウェーブがやってきます。 序盤のウェーブは正直大したことはありません。 逆に肩透かしを食らったような気分にさえなります。 しかし、後半のウェーブではゾンビの量が圧倒的に増えて、さらに強力なゾンビも登場する様になります。 自分のコロニーに向かって大量のゾンビが押し寄せる様はまさに絶望。 『こんなん絶対防げないでしょ・・・。』とあきらめたくなる様な量のゾンビを相手に、建物を破壊されユニットを失いながらも何とか撃退していく。 これがとんでもない快感なんですなぁ(恍惚)

徐々にコロニーを広げていく

一方、領地を広げつつ食料、木材、石材などの資源を集めてコロニーを発展させていくという、リアルタイムシミュレーションの王道的要素も盛り込まれています。 資源の確保のため徐々にコロニーを広げていきますが、広げすぎると防御が追い付かないのでバランスをとりつつ戦略を練ります。 さらに毎回マップがランダム生成されるのでプレイごとに全く違った戦略を立てる必要があります。 よって中毒性は危険なレベルです笑 Empire EarthやRise of Nationsなんかにはまっていた私には結構ドンピシャなゲームです。

フリーセーブなし!! 漢のアイアンマンスタイル!!

ロードなんて選択肢はメニューに存在しないのだ

一度壁が破られて中に入られると、建物は簡単に破壊されてしまいます。 さらには破壊された建物の住人がゾンビとして湧いてくるので、防衛ラインが破られてコロニー内側へ進入を許した時点でほぼ詰みとなります。

そしてゲームが終わった後にアレやコレや思い返すわけです。 『あそこの壁をもう一枚厚くしとけばなぁ』『ケチらずに上位ユニットを生産しておけばよかった・・・』 そしてメニュー画面へ戻り、ゲームオーバー前のデータをロードしたいと思っても、そんな機能はないのです。

このゲームはいわゆるアイアンマンスタイルで、途中でセーブデータを作って好きなところからやり直すことはできません。 要は一度ミスったらやり直しは効かないのです。 そもそも難易度は高めのゲームですが、この『ロードなし』というシステムがさらに緊張感を高めます。

でも自分にとってはこれが最大の不満なんですけどね笑 やりたいようにやらせてくれよ(´・ω・`)

スチームパンクっぽいデザインがイイ!!

このゲームの舞台は文明が崩壊したあと、即ちポストアポカリプスの世界となっています。 しかし、デザインコンセプトは近未来的なものではなくスチームパンクっぽいものになっています。

司令部

上の画像はゲームスタート時から建設されている唯一の建物”COMMAND CENTER”です。 どうですかこのデザイン!! 18~19世紀の欧州っぽい建物のてっぺんに、ちょんまげの様なパラボラアンテナがのっかっています。 アンテナの根元にはどう見ても意味のなさそうなでかい歯車・・・うーむ、どうにもこうにもスチームパンク。

文明崩壊後の近未来を舞台にしたゲームの建造物としてはミスマッチにも思える様なデザインですが、現実感のない見た目だからこそいい意味で内容が重くならずに済んでいます。

初期の民家代わりとなるテント

たとえば、上のテントをご覧ください。 これはコロニーの住人が住まう住居です。 防衛線が突破されゾンビがこの住居を襲うと、建物が半壊して中に住んでいた人々がゾンビ化して出てきます。

これがテントではなく、のび太の家みたいな現実によくある一軒家だったらどう感じるでしょうか? ゾンビがブロック塀をなぎ倒して殺到し、野比家の表札は地面に落ちて踏みつけられ、玄関にゾンビが群がり、縁側から窓ガラスを割って屋内にゾンビが侵入し・・・、そして廃墟となった野比家からゾンビと化したのび太ファミリーがはい出てくる・・・(ドラえもん以外)

何それ怖い。

ちょっと誇張も入ってますが、デザインがリアルだったら結構怖いゲームになっちゃってたと思うんですよね。 その点この軽いアメコミの様な絵柄でよかったなぁと思います。

ユニットも同じくスチームでパンクなデザインです。

基本となるユニット『レンジャー』

一例としてレンジャーというユニットを紹介します。 これは最序盤から使えるユニットで、足が速く偵察に向いています。 ただし戦闘は苦手です。 なぜなら武器が“弓”!! なので足の速さを生かして『撃っては逃げる』という戦法を繰り返すのが基本的な使い方になります。

下部のメニュー画面の画像に上半身のアップが写っていますが、暗視装置の様な片目ゴーグルに防毒マスク、そしてマントと弓というかなり個性的な見た目になっています。 これが警察の制服を着た婦警さんとかだったらエグいですよね。 ゾンビの大群に襲われて殺されちゃったりするわけですから汗  スチームパンクでよかった。

3、4周しましたが、このゲームは正直難しいです!! この3、4周をクリアするために何度もゲームオーバーになりました(´;ω;`) ゲーム自体あまり得意な方ではないですが、最低難易度ですらクリアするのにここまで苦労するとは・・・。

死屍累々のプレイ記録 敗北が少ないのは負ける前にゲームをやめちゃうから笑

しかし、屍が積み重なるたびにスキルの向上とノウハウの蓄積ができるのを感じられるので、そこはなかなかやりこみがいがあります。 『ウェーブで一度攻撃を受けたところは最終ウェーブでもたたかれる可能性が高い』とか『壁は2重ではなく3重4重にしておく』とかプレイの度に学びがあります。

RTS好きで、たとえ死んでも蘇るゾンビの様な折れない心をお持ちの方はぜひプレイしてみてください~

それでは!!

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