こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
前回はちょっとバンテアイ・チュマールの帰りに寄った遺跡とカフェの話でした!!
そして今回は、タイとの国境にある世界遺産『プレアヴィヒア』へ行ってまいりました!!
目次
世界遺産『プレアヴィヒア』
長いプレアヴィヒアへの道中
先ほども書いた通りプレアヴィヒア遺跡はタイとの国境にあります。 すなわち・・・、
クソ遠い!!![](https://i0.wp.com/onomatopee.red/wp-content/uploads/2019/08/プレアヴィヒア-1024x639-1.jpg?resize=810%2C505&ssl=1)
シェムリアップから直線で140キロ、走行距離だと約170キロにもなります!!
これ、渋谷から静岡くらいの距離デス( ゚д゚ )!!
しかもカンボジアの道路はメンテナンスが行き届いてないのでがたがた揺れるわけです汗
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この様な田園風景の中を道路が続いています。 しかも結構な割合で未舗装汗
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途中で休憩をはさみ、ついでに昼食の弁当も調達いたしました。
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しかし、この弁当があんな悪夢を呼び込もうとはこの時思いもしなかったのである・・・。
これについてはまた後程。
目的地に近づくと景色がかなり変わってきます。
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↑これで気球が飛んでたら視力検査みたいになりそう笑
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ちなみにこのとんがった山が目的地らしいです。 これが見えたらあとちょっとだ!!
プレアヴィヒアの受付
4時間くらいかかってようやくプレアヴィヒアの受付へ到着しました。
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駐車場は無造作に木が生えているのでわかりにくいですが、先に停まっている車の隣とかに停めておけばいいみたいです。
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駐車場に面したこの建物が受付になっています。 ここで入山料と山の途中まで送ってくれる乗車賃を払います。 それぞれ受付が分かれているので、二つの窓口でお金を払うことになります。
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まずこちらのFOREIGN TICKETと書いてある窓口で入山料10ドル。
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先ほどの窓口の並びににTRANCEPORTATIONと書いてある窓口があります。 そこでさらに10ドルを支払いました。 バイクと四駆を選択できる様ですが、今回は四駆を選びました。 バイクとか絶対しんどい・・・。
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なお、この建物の裏手にトイレがあります。 しばらく入れなくなるので用は済ませておいた方がいいです汗
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ちなみにこのタンクには自衛隊を示す『J.S.D.F.』の文字が。 建設協力したのでしょうか?
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あまり衛生的とは言えませんので遠巻きのショットでご勘弁を笑
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ちょっと遠いですが、この幌付きの銀の四駆に乗って山を登っていきます。
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この鮮やかな色のゲートを通り過ぎたらもうすぐ頂上です!!
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頂上で車を下車した後は歩きで登っていきますが、ここの坂はほとんどが濡れた岩です! 滑ります! 危ないです! ついこの間まで紛争の頻発していた国境地帯ですから、手すりなんて気の利いたものはありません汗 上るときはお気をつけて・・・。
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しばらくすると芝生の生えている場所があり、その中の土の通路を歩いていきます。 ここまでくるとだいぶ歩きやすいですが、雨でぬかるんでいたりするので必ず歩きやすい靴と動きやすい格好で来ることをオススメします。
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この崩れかけた遺跡の左わきへ降りていきます。
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するとこんな通路があります。 この通路の先には階段があります。
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この通路の欄干の端にあるナーガはかなり保存状態がいいですね。
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この階段を下りて行った先に川があり、その先はタイの領土になっているそうです。 この国境は1907年にフランスの植民地になった際に設定されたんだとか。 昔は川の向こうまでカンボジアだったんですねぇ。 なお、先ほどの崩れかけの遺跡がプレアヴィヒアに至る第2の門で、第1の門は上の写真奥に写る山の向こう側にあるそうです。
もし観光でいかれる際には、この階段を下りていったり川の方へは行かないほうがいいです。 情勢によってはタイの兵隊に撃たれるかもしれません。 君子危うきに近寄らず・・・。
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階段の下以外にも石の通路の右方向にタイの国境警備隊の施設が見えます。 日本には陸続きの国境がないので理解しにくいかもしれませんが、2011年にはカンボジア・タイ両国の軍隊の間で戦闘も発生した緊迫している地域です。 ちゃんとガイドさんの言うことを聞いて行動すべきでしょう。
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1960年代には国際司法裁判所でカンボジアの領土であるという判決が出たころ、まだこの建物はきれいに残っていたそうです。 しかし、ガイドさん曰く1970年代にタイが象を連れてきて破壊したんだそうです。 壊し方がシャム王国の時代と一緒・・・。
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ちなみにこの建物の破壊を免れた側面はカンボジアの50リエルと2,000リエル紙幣の図柄になっています。
この遺跡の脇を抜けていくと一段高いところに開けた通路が現れます。
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この先に3番目の門があるそうです。 この参道の長さはアンコールワットの参道と同じ長さになっているそうです。 使われている石はこの山から切り出されたものなんだとか。
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参道の脇には灯篭があります。 これはバンテアイ・スレイと同じ様式で、アンコールワットなどのナーガの欄干とは様式が異なります。
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参道をずーっと歩いて3番目の門に到着しました。 9世紀に木造で建てられ、その後石で増築されていったそうです。 写真右手にタイル状ではない床がありますが、このあたりはこの山のもともとの岩肌を削って作られたそうです。
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階段を上ると沐浴のためのため池などがあります。 こういうのを見かけるとやっと寺院についた感がありますねぇ。
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奥には石造の建物があります。 屋根は崩れてしまっていますね。
山の頂上で来づらい場所だからか、綺麗な状態の彫刻もいくつか見られました。(クリックで拡大します。) アンコール遺跡群よりさらに古い建立であることを考えるとここまできれいに残っているのは奇跡的です。
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頂上の遺跡を散策しているとこんなジブリっぽい感じの味のある遺跡も見かけました。 素敵ですね。
建物が結構きれいに残っているところも多いので見ごたえがあります。(クリックで拡大します。) でもここまでの疲れが足を重くするんだなぁ・・・笑
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寺院の裏手は切り立った崖になっています。 いやー、絶景ですね!! 広い平野を一望できます!! 右に見えるまっすぐな道が来るときに通ったルートとのことでした。
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で、ここで行きがけに買った例の弁当を食べたワケです。 絶景を前にチキンライス、この時は素晴らしい景色と相まっておいしくいただいたんですが、、、
後でひどい食中毒になりました・・・。
帰国後まで悩まされるほどのひどいものでした。 食事についてはそこら辺のお店の弁当は避けたほうがいいです・・・。 ガイドさんに連れて行ってもらった店でもアテにならないとなるとどうしたらいいのか難しいところですが汗
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なお、この絶景ポイントにはお坊さんたちも来ていました。 瞑想でもするのかと思ったら自撮り棒で撮影しはじめたときの光景が今でも印象に残っています笑
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しばらく絶景を楽しんでいましたが、ふと足元を見ると土嚢の積んである一角があります。 かつてはここにカンボジア軍の兵士が見張りに立っていたそうです。 現在は観光地になっていますが、かつては紛争の最前線であったことを思い知らされます。
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このときも兵隊さんを見かけましたが、子供を抱っこしていたりのんびりたばこを吸っていたりどこか牧歌的な様子でした。 平和が一番ですね!
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このほかにも寺院の中なども散策できますし、標高が高く木が少ないのでカンボジアではあまり見かけない緑で覆われた野原などもありました。 長時間の往復も含めて結構時間がかかりますので、丸一日は使うと考えて差し支えないでしょう。 ただ、この遺跡は古い時期に建立されながら彫刻類がきれいに残っているという歴史的価値と崖上から見渡す絶景が見どころとなっています。 そのためアンコールワットに比べるとインパクトが小さく、絶景より石造建築が見たいという方にはあまり魅力がないかもしれません。 さらに、情勢によっては立ち入れなくなる可能性も0ではないので、初めてカンボジアに行かれる方にとって優先順位の低い観光地になりうると思います。 どんなものを見たいかを念頭に置いての検討をお勧めします。
なお、何回かカンボジアに行ったことがありながらまだこの遺跡を訪問していない方。 次はぜひ行ってください笑 (ちなみに自分は3回目でようやく訪れました。 友人は初めてでしたが巻き添えです笑)
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最後に帰りの送迎車内にあった芳香剤の写真です。 なぜか日本の製品(グレイスメイトポピー)で、横に布袋様が笑
それでは!!