[感想・解説]ウルトラセブン 第11話『魔の山を飛べ』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

年老いた宇宙人が若い人間の命を奪いにカメラを携えて襲来!なんだそりゃ!?

第11話『魔の山を飛べ』

登場怪獣:ワイルド星人、ナース
登場メカ・兵器:ウルトラホーク3号、ポインター、ウルトラガン、ペガッサ星人の銃、シングルハンドライフル、ダブルバレルライフル

脚本:金城哲夫
監督:満田かずほ
特殊技術:的場徹

放送日:1967年12月10日

あらすじ

 群馬県岩見山で26名もの若者たちが命を落とす悲劇的な事件が起きた。 しかし、その死体には外傷がなく死因は全くもって不明であった。 報告を受けウルトラ警備隊からダンとソガが調査に向かう。 放射能や火山活動など自然現象を疑っての調査であったが、ダンも他の若者と同じ様に命を落としてしまう。 これは種族全体が老衰し、若い命を求めていたワイルド星人の仕業だった。 かれらは特殊なカメラで対象の命をフィルムに焼き付け持ち去ろうとしていたのだ。 ウルトラ警備隊は一度このフィルムを奪うものの、フィルム取り返したいワイルド星人によってソガが人質に取られてしまう。 一方、アマギはカメラに奪われた命を戻す方法を見つけ出す為に奮闘する。

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感想・解説(※ネタバレあり)

 今回は命を吸い取ってしまうカメラという恐ろしい道具を持ったワイルド星人が敵役となります。 種族全体が老衰し絶滅の危機に瀕しているため人間の若い命が必要だったという設定でした。 話の内容的に地球にいたワイルド星人の個体は種族のために地球へやってきた様です。 本人は争いは好まないし侵略の意思はないと言いますが随分自分勝手な話ですよねぇ・・・。
 今回登場するワイルドセイジンは顔の部分のみ人間なのでちょっとキミの悪い見た目になっていますね。 一方彼らの使役する怪獣(ロボット?)のナースは一見頼りないほど華奢な見た目ですが、とぐろを巻くと円盤になるという特殊な能力を持った意欲的な設計になっています。

ダンが死ぬという衝撃的なストーリー

 始まって早々にダンがワイルド星人によって命を奪われるという衝撃的な幕開けでこのエピソードはスタートします。 ダンの死体を発見した時のソガの絶叫や基地で涙に暮れるウルトラ警備隊隊員たちの姿は心にグッときます。 悲しみをこらえて『これはダンの弔い合戦だ』と宣言するキリヤマ隊長もシブいカッコよさがありますね。 とてもいいシーンでした。

 しかし、ダンののちの恋人的なポジションになるアンヌの姿がありません! ここはアンヌが必要なシーンなんじゃないのかい??と思ったらひし美ゆり子さんは何かやらかして干されていたそうです汗 製作順では1話前となる『アンドロイド0指令』でもほとんど出番のなかったアンヌですが、前話の『怪しい隣人』の撮影時(製作順では5話分前)にロケ先の家にあったシャンデリアを破損するという事件を起こしていたそうで(;´Д`)(※1)  その他にも前日飲み過ぎて目が腫れぼったいまま撮影に行ったりしたこともあったそうなので直接の原因が何なのかはよくわかりません汗 ただ、ひし美さんの著書をみるとプロらしくない態度に満田監督がお怒りだったと記述がありますね(※2)

装備品や武器など

 このエピソードではウルトラ警備隊の装備品がちょっと特殊です。 通常は地球防衛軍の一般兵が持っているダブルバレルライフルをフルハシが、どうわけかペガッサ星人の持っていた銃をキリヤマ隊長が持っています。 ソガはエレクトロHガンを持っており、火力に全振りした装備になっていました。 さらにソガはワイルド星人を狙撃する際にまた違う銃を使用しており、これは焼夷弾の様なものを打ち出すのか相手を炎上させるなかなか強力な兵器でした。 またヘルメットのバイザー部分に装着するライトも登場しており、洞窟探検の様な雰囲気を醸し出していましたね。

 基地ではフィルムに吸い取られた人間の命を再び肉体に現像しなおすため大きな機械を使用していますが、これは実際に特撮の現場で使用されていたオプチカルプリンターという機械だそうです。 またダンが画面から復活するシーンを撮影していたのは実際の試写室だと思われます。

トリビア・小ネタ

  • ダンの死体を見ていた医師三人を演じたのは上原正三、金城哲夫、赤井鬼吉の脚本担当3人(※3)

出典

※1,2 小学館文庫『セブン セブン セブン アンヌ再び・・・』ひし美ゆり子 P.80-82、
※3 洋泉社『別冊映画秘宝 ウルトラセブン研究読本』P.68より

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