[感想・解説]ウルトラセブン 第6話『ダークゾーン』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

友好的な宇宙人ペガッサ星人が登場する名作エピソードです!!

第6話『ダークゾーン』

登場怪獣:ペガッサ星人
登場メカ・兵器:ポインター、ウルトラガン、ウルトラホーク1号、2号、

脚本:若槻文三
監督:満田かずほ
特殊技術:有川貞昌

放送日:1967年11月5日

あらすじ

 怪物によって次々人が襲われる事件が発生し、ウルトラ警備隊が調査を開始する。 山中に捨てられた一人乗りの宇宙船が発見され、またガソリンスタンドやタンクローリーが襲われたことからガソリンをエネルギー源とする宇宙人の犯行であることが分かった。 一方、宇宙ステーションV3では事件前から謎の電波をキャッチしていた。 この電波を解読するとキュラソ星という星からのメッセージで、地球に侵入したのは凶悪な犯罪者の303号であった。 住人の家族を人質にとって住居に立てこもったキュラソ星人をウルトラ警備隊が追い詰めるが、裏手から逃げられてしまい逆にポインターを奪われアンヌも人質に取られてしまう。 アンヌを操りウルトラ警備隊の基地からウルトラホーク1号のβ号を奪ったキュラソ星人は逃走を図るが、ウルトラ警備隊もα号とγ号で追跡し強制ドッキングでアンヌの救出を試みるのだった。

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感想・解説(※ネタバレあり)

 このエピソードはなんとセブンが全く戦わないという珍しいエピソードです! β号との強制ドッキングを試みるシーンはスリリングで迫力がありますね! しかも、この時のBGMはウルトラセブンのテーマ PARTⅡでさらにシーンを盛り上げています。

ペガッサ市とは

 ペガッサ市は宇宙に浮かぶ巨大都市で、母星が消滅する前にペガッサ星人が作り上げた第2の故郷です。 都市内は高度に産業化されており使うものは水や空気まですべて都市内の工場で生産され、工場が止まれば住民は数時間で窒息死してしまうという完全に人工の環境となっています。 サイズは大きくないものの物質の密度は非常に高く地球の8万倍とされています。 今回このペガッサ市は動力系の故障で漂流してしまい、不運なことに地球との衝突コースに入ってしまいます。

 ・・・しかし、密度が8万倍となると重力も相当な大きさになるはずなのですが、中はどうなっているんでしょうね? 地球よりもはるかに大きな引力をもつ人口天体になるはずですが、ウルトラホークで近くを飛べることやペガッサ市自体がモジュール同士を細いアームで接続した複雑な形態を維持していることを考えると引力を制御できる技術を持っているのかもしれません。 しかし、そうなると人類によってやすやすと破壊されてしまったことが不思議ですね汗

ペガッサ市はなぜ沈黙していたのか

 ペガッサ星人が友好的な種族であることは間違いなかったと思われます。 それは地球破壊爆弾をギリギリまで使用しなかったことからも確かです。 しかし、重要なのはペガッサ星人は劇中で言及のある様に母星を失っており、このペガッサ市が最後の砦だった可能性が高いということです。(ただし、他にもペガッサ市の様な宇宙都市がある可能性もあり) また、人類は宇宙都市などあるはずもなく、他の惑星へ移住もしていないので地球が唯一の住居です。 ペガッサ星人と地球人はどちらも友好的な種族ながら、図らずもペガッサ市と地球の衝突は最終決戦の様相を呈していました。 どちらも自らの種族の存亡をかけた譲れない衝突だったわけです。

 双方に共通していたのは『どちらも救えれば一番良いが、最悪の場合は相手を破壊する』という方針です。 その為に地球からは爆撃艇が発進し、ペガッサ市からは工作員が送り込まれていました。 ですが、これに関してはどちらを責められるものでもなく、為政者なればこういった判断をすることは当然のことです。 ペガッサ市が途中から沈黙していたのは地球には軌道変更できるほどの科学力がないことが判明し、爆破することを決定したからだと思われます。 もはや通信の必要もなかったので、工作員が地球を爆破するのを待っていたのでしょう。

実は地球最大の危機だったかも・・・

 ウルトラセブンでは幾度も侵略者が現れては地球を奪おうとしてきましたが、ほとんどの侵略者は『美しい地球を手に入れる』とか『人類を奴隷にする』とかそんな動機でした。 しかし、今回は地球を完全に破壊することが目的だったのでより恐ろしい敵でしたね。 今回の様に地球が破壊寸前までいったケースは第37話『盗まれたウルトラ・アイ』のマゼラン星人の惑星間弾道弾くらいでしょうか? 人類が発射したものでは超兵器R1号なんてのもありましたが汗

 しかし、シリーズでも屈指のやるせないエピソードでしたね・・・。

トリビア・小ネタ

  • 劇中でペガッサ星人は巨大化しないが、ブルマァク製のウルトラホーク1号のパッケージでは巨大化した姿が描かれている(※1)
  • アンヌ役のひし美ゆり子さんはセブンの宇宙人の中でペガッサ星人を一番のお気に入りにあげている(※2)

出典

※1,2 小学館『ダンとアンヌとウルトラセブン: ~森次晃嗣・ひし美ゆり子 2人が語る見どころガイド~』P.19より

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