[感想・解説]ウルトラセブン 第3話『湖のひみつ』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

有名怪獣エレキングとカプセル怪獣ミクラスが登場します!! また記念すべき初ウルトラアイ盗難回でもありますw

第3話『湖のひみつ』

登場怪獣:ピット星人、エレキング、ミクラス
登場メカ・兵器:ウルトラホーク1
号、2号、3号、ウルトラガン、ダブルバレルライフル、ピット星人円盤、ペンダント型レーザー

脚本:金城哲夫
監督:野長瀬三摩地
特殊技術:高野紘一

放送日:1967年10月15

あらすじ

 木曽谷に謎の物体が落下したという報を受け、フルハシとダンは現地へ調査に向かう。 地元の釣り人に聞き込みをしていたところ釣り竿にかかった得物を湖から現れた少女が奪って逃げてしまう。 フルハシとダンが少女を追いかけていくとそこには謎の円盤があり、中を調査すると先ほどの少女が隠れていた。 少女を外に逃がそうとする二人だったが、麻酔ガスが充満し意識を失ってしまう。 そして気を失っている間にダンはウルトラアイを奪われてしまう。 ダンは少女をフルハシに任せ、ウルトラアイを取り戻すため一人山中を捜索する。 しかし、変身できないダンの前に怪獣エレキングが現れる。

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キャスト(ゲストのみ)

  • ピット星人(高橋礼子):地球侵略を狙う宇宙人で地球人の少女の姿をしている。湖でエレキングを育てている。
  • 釣り人(金井大):木曽谷の湖で釣りをしていた地元の住民。エレキングの幼生を針にかけたが、ピット星人によって逃がされてしまう。

感想・解説(※ネタバレあり)

レジェンドとなった怪獣『エレキング』

 エレキングは名物怪獣の多いウルトラシリーズの中でも特に有名な怪獣です。 造形面でも設定面でもなかなか個性的な怪獣でした。 全体のフォルムとしてはゴジラの様な体型でそこまで目新しいものではありません。 しかし、本来目が付いているであろうはずの部分からはアンテナの様にくるくると回る角が一対生えており、また口に当たる部分は閉じたままの状態で発光し光線を発射します。 体の模様は牛とも切り絵ともつかない独特ながらもシンプルなものになっていて、手は指がなく、子供用のスキー手袋の様な形状になっています。

 一見不気味に見える造形ですが、その動きはコミカルでミクラスと戦った際はお互いに頭をぶつけて転んだり、取っ組み合いをして湖に倒れこんだり子供の様な動きをします。 ウルトラ警備隊がボートで川を下っているときに崖の上から顔をひょこっと出して追いかけてくる姿はまるで少年の様です笑 まぁ、追いかけられているウルトラ警備隊にとってはおそろしかったでしょうけれども・・・(;´∀`)

 口から光線が出るというのも面白いですが、自分の体にしっぽをコイルの様に巻き付けてから相手をからめとって電流を流すという攻撃方法もユニークですね~。 このとき犬の様なポーズでプルプルしているのが面白いです!w

 また、幼体が登場するというのも面白いですね! エレキングの幼体は釣り人に吊り上げられたところをピット星人に救われます。 しかし、その後数時間程度しか経っていないのでちょっと成長が速すぎる気がしましたが、そこはご愛敬ですね笑

エレキングのやられっぷりの豪快さ

 そんなどこか憎めないエレキングなのですが、セブンが登場してからの扱いはヒドイものでした笑 セブンは来ると同時にエレキングの後頭部に飛び掛かります! およそヒーローらしくない後ろからの突然の攻撃に前のめりで倒れてしまいます。 さらにミクラスを倒したしっぽによる電撃攻撃もセブンには何の効果もなく、エレキングが思わず『エッ!?』と振り返りますw そして驚いたままエメリウム光線で自慢のツノ2本を破壊されたうえに、アイスラッガーでしっぽと首を切断、そしてなぜか爆発します! なんというオーバーキルw

ウルトラホーク3号のカッコよすぎる出撃シーン

 このエピソードの冒頭でウルトラホーク3号の出撃シークエンスが描かれています。 第1話でも少しだけ映っていましたが、フルで映るのは第3話が最初だと思います。 これがめちゃくちゃカッコよくてですね、格納庫のゲートが開いて発射ベイの様なところへ前進、ホーク3号のジェット噴射を受け止めるために遮蔽版が下がってきてエンジンスタート、滝を突き抜けて出撃という、もうたまらない演出になっています。 管制室と思われる部屋の窓やそこかしこで点滅している計器類の様なものなど、各部の作り込みが見事で何回見ても飽きません! この詳細な出撃シークエンスの描写はセブンの持ち味でもありますが、これはのちのウルトラシリーズでも受け継がれ進化を遂げていきます。

 ホーク1号の出撃シーンも後半に登場しますが、これは第1話と同じですね。 ウルトラホーク2号はあまり派手な発射シークエンスはありませんが、ピット星人に乗っ取られて離陸というまさかのシチュエーションでした笑

ピット星人

 比較的警備が緩いことで有名な地球防衛軍極東支部ですが(失礼)、その中でもこのピット星人は侵入に成功した宇宙人第1号です。 麻酔ガスをぶちまけて気絶したフリをしただけで基地の中まで運んでもらえるんだからおトクでしたね! さらにウルトラホーク2号まで奪うという大金星! セキュリティを何とかしなさい極東支部!!w

 結局円盤ごと爆散しますが、その直前に『地球人の男はカワイイ子に弱い』とか『もっと強い怪物を育てて地球人を皆殺しにする』とかカワイイ顔して恐ろしいことを口にしていますw ちなみにダンは地球人じゃないのに女の子に弱いぞ!w 

 さて、ピット星人は地球人の少女に化けていますが、この姿を演じたのは当時15歳だった高橋礼子さん。 このエピソードの撮影で夏休みをまるまる浪費してしまったために子役を引退されたんだとか。 しかし、ビキニの水着がまぶしいですね! 高橋さんは中学で競泳部に所属されていたそうで、泳ぎが得意であることはオーディションでアピールしたそうです。 なお、円盤内でピット星人が同時に2人映るときの倒れている方は同級生の友人が演じているそうです。 おおらかな時代ですねw(※) 

ウルトラ警備隊員の描写

 フルハシとダンの関係性が先輩後輩といった描写になっていますね。 武器の点検を命じたり(点検簡単すぎんか・・・)、円盤内にフルハシが先に入ったり、まだウルトラ警備隊に入ったばかりのダンをリードしています。 なお、ピット星人の円盤内でフルハシがさりげなくガンスピンを披露しています。

 アンヌのセリフが面白いですねw 『困ったお嬢さんだわ』『隊長がプリプリよ』など若者らしく冗談めかしたセリフがありました。

出典

※ 洋泉社『別冊映画秘宝 ウルトラセブン研究読本』P.241-243 高橋礼子さんインタビューより

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