【前のエピソード】第9話『電光石化作戦』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

『シン・ウルトラマン』でも話題になったあの怪獣が登場!!

ウルトラマン 第9話『電光石化作戦』

登場怪獣 :ウラン怪獣カボラ
登場メカ・兵器 :ビートル、スーパーガン

脚本:山田正弘
監督:野長瀬三摩地

特技監督:高野宏一

放送日:1966年9月11日

キャスト

  • ムラマツ隊長(小林昭二):科学特捜隊極東支部ムラマツ班の隊長。隊員からはキャップと呼ばれている。ときに優しくときに厳しく隊員たちをまとめる。
  • ハヤタ隊員(黒部進):科学特捜隊の隊員。任務中に赤い球体と衝突して落命するが、ウルトラマンと融合することで生還する。
  • アラシ隊員(石井伊吉):科学特捜隊の隊員。怪力の持ち主で射撃も名人級の腕前。しかし、直情的な側面もある。
  • イデ隊員(二瓶正也):科学特捜隊の隊員。お調子者だが兵器開発で右に出るものはいない。
  • フジ隊員(桜井浩子):科学特捜隊の隊員で紅一点。普段は本部で通信係についているが、現場にでることもある。入隊以来ほとんど休んでいない。
  • 高原少年団・団長補佐 武・敏男(佐藤英明、山村哲夫):少年団のリーダー格の少年。少年団を代表して食料を確保しに出かける。
  • 高原少年団・団長(今井和夫):少年団を引率している男性。

あらすじ

 台風13号は多大な被害をもたらし宇浪里町でも復旧作業が行われていたが、その現場の地中から怪獣ガボラが姿を現す。 ガボラはウランを好物としており、隣町にあるウラン貯蔵庫を目指してその歩を進め始めた。 この事態に対処するため科学特捜隊が出動し、大型の火炎放射器を使ってガボラの進路を逸らすことに成功する。 しかし、ガボラの進む先には高原少年団の子供たちが宿泊するバンガローがあった。

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感想(ネタバレあり)

 この回の登場怪獣は『ガボラ』ちゃんです。

 お花のようなえりまきの中に顔がある、動きも見た目もカワイイ怪獣ですwww 台風13号でめちゃくちゃになったエリアの復旧工事現場の地下からのっそのっそとでてきます。 なお、こいつはそんなカワイイ見た目とは裏腹にウランが大好物で、食う時に放射線を出すらしいです。 さらには放射能の光線も吐く!!

なんて迷惑な奴だ!!www

そんな迷惑なガボラちゃんが地中にいるとはいざ知らず、お話は少年キャンプ団がバンガロー内で台風に怯えるところから始まります。 外はバケツをひっくり返した様な雨が降り、そして獅子の咆哮の様な雷鳴がとどろいています。 そして少年たちがいるバンガローは吹けば飛ぶような、子豚三兄弟の三男レベルの建物・・・(扉が角材とトタンでできてるーーーーwwww)

当然子供たちは怯えるわけですが、そこで引率の先生が一喝!!

『そんなことじゃ一人前のアルピニストになれないぞ!!』

こいつ何を言っとるんだwww おのれは一人でヨーデルでも歌っとれwww

そんなクソほども役に立たない大人を尻目に、リーダー格の少年がみんなを元気づけようと歌を歌い始めます。 そしてすかさずサブリーダーも一緒に歌い始める。 素晴らしいチームワークだ!!

これには先生もご満悦の表情!www ・・・と思ったら先生急に深刻な顔ををして、『隣町も流されたか・・・』とつぶやきます。 ・・・なんでわかるの・・・?

明くる朝、雨が上がって倉庫を確認すると食糧が流されてしまったため、リーダーとサブリーダーが町まで食糧をとりに行きます。 いやいやいや、てめぇが取りに行けよ先生よぉ(#゚Д゚)

またしてもそんなクソ程も頼りにならない先生が子供に食糧調達を丸投げする一方で、科学特捜隊の本部では皆さんのんべんだらりと談笑中。 『台風だからお呼びじゃないやね』とか言いだしちゃう。

さすが科特隊!!油断も隙もないぜ!!

そして居眠りしはじめるアラシ隊員に当然の様に本部に入ってくる星野少年(部外者)。

さすが科特隊!!油断も隙もないぜ!!

で、そんなこんなしてるうちに復旧作業中の工事現場からガボラたん登場。 工事現場の人が『ガボラだっ!!』とか叫んでますが何で名前知ってるの?知り合いなの? 逃げまどう町の住民達も口ぐちにガボラの名を叫ぶ!! きっと地元では有名なんだろう!!(適当)

 運悪くこの町の隣町にはウランの貯蔵庫があり、それを大好物とするガボラたんは隣町へまっしぐらなわけです。 いやしかし、ガボラの名前まで知ってるのに、大好物のウラン貯蔵庫をそんな近くに作ってしまうとは・・・。 餌付けでもする気だったのかね(´Д`)

台風で油断していた科学特捜隊でしたが、怪獣出現とあっていよいよ出動します。 普段は挨拶もなしに圧倒的な大火力を怪獣にぶち込む彼らですが、相手が放射能怪獣とあってはうかつに手を出せず、こりゃーまずい!! 放射能吐くし攻撃もできないってことでガボラの進路を変える作戦にでます。 そしてどこからともなく唐突に登場する火炎放射戦車

ムラマツキャップが不思議な動きをすると火炎放射を開始!! 炎に戸惑うガボラたん!! キャップが再び不思議な動きをするとさらに火力UP!! これなら肉も焼けそうだー!!

顔を炙りにされてしまったガボラたんは渋々山の方へ進路を変えます。 しかし、なんとそっちには少年キャンプ団のバンガローがあるのです!! 避難させとけよ!!(怒)

ガボラをなんとか他の方向にむかわせるため、ハヤタが勇気ある提案をします。 それはハヤタがヘリに乗ってウランをぶら下げ、ガボラを別方向へ誘導するというもの。 なんて危険な任務なんだ!! そしてなぜビートルを使わない!!

彼は三ツ矢航空(現・東邦航空)提供のヘリに乗り飛び去ります!! ちなみにこの東邦航空はなんと現在日本で唯一ヘリコミューターを運営する会社なのです!!

そんな緊迫する状況の中で、ヘリの後部座席にフジ隊員と星野少年(部外者・民間人)が忍びこんでいたり、恐れていたはずの放射能光線をガボラが吐きまくっていても誰も気にしてなかったり、途中でフジ隊員とホシノ少年をそこらへんにおろしちゃったりとつっこみどころ満載のイベントが続きますが気にしたら負けなのだ。

放射能で汚染されているかもしれないエリアに無事女性隊員と少年を置いてきたハヤタは、待っていたかのようにヘリごとガボラにぶったたかれて落下。 でもハヤタは服に汚れひとつ付かないくらいに無傷!! エリートたるものこうでなくてはな!!HAHAHA!!

そのあといよいよハヤタがウルトラマンに変身!!
よッ、待ってました!! 宇宙一!! ここからウルトラマンと怪獣の白熱したバトルが展開されるぞっ!!括目、括目ゥ( ゚д゚ )と思いきや、ウルトラマンが何回か殴って投げたらガボラたんはあっさり死んでしまいました。 ・・・弱い。

残念な最期ではありましたが、怪獣も死んで大団円。 子供たちに科学特捜隊がいつもの車で食糧を届けてあげます。 ・・・あれ?橋落ちてるんじゃなかったっけ??

そして食糧を届けたハヤタに『なぜおじさんはヘリで落ちたのに無事なの?』と至極まっとうな質問をぶつける少年2人。 おいやめろ、消されるぞ。 少年の質問にドヤ顔と謎のマッスルポーズで答えるハヤタ。 これに『すげー』っと納得してしまう少年。 少年たちが将来高いツボとか買わされてしまうんじゃないかスゴく心配です。

ラストは、排気ガスを子供たちの方へ豪快にぶちまけながら去っていく科学特捜隊の車の背中で終わりです。 燃費悪そー汗

数奇な運命をたどったスーツ

 今回登場したガボラは一つ前のエピソード『怪獣無法地帯』に登場したマグラーを改造したものです。 このスーツは『フランケンシュタイン対地底怪獣』バラゴン⇒『ウルトラQ』パゴス⇒『ウルトラマン』ネロンガ⇒『同』マグラー⇒『同』ガボラと何度も改造して使用されています。 その後さらに再度ネロンガに戻されてアトラクションで使用され、さらにそののち『怪獣総進撃』でバラゴンに戻るという非常に稀有な遍歴をたどった怪獣でもあります。 ある意味最多出演怪獣といえるかもしれませんね!!

小ネタ

  • ガボラのスーツアクターは中島春雄さん。 ゴジラのスーツアクターをやった方です。 当時ゴジラのスーツは150キロあったそうですが、『俺軍隊だったしいけるわ』とおっしゃったとのこと。 やはり戦前世代には近年の日本人が失った強さを垣間見ますね。  残念ながら2017年に永眠されました。 ご冥福をお祈りいたします。
  • この燃費悪そうな科学特捜隊の車はシボレーのコルベアだそうです。 アメ車かよ~。

それでは!!

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