【次のエピソード】ウルトラセブン第29話『ひとりぼっちの地球人』


こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です。

実はめちゃくちゃ難敵だったプロテ星人が登場です!! 顔がちょっと岡本太郎作品っぽい!?

第29話『ひとりぼっちの地球人』

登場怪獣:宇宙スパイ プロテ星人
登場メカ・兵器:科学観測衛星、プロテ星人円盤、記憶探知機、スーパーガン、ポインター

脚本:市川森一
監督:満田かずほ
特殊技術:高野宏一

放送日:1968年4月21日

キャスト

  • キリヤマ隊長(中山昭二):地球防衛軍のエースであるウルトラ警備隊の隊長。優しさと威厳をもって隊をまとめ上げている。『何っ!?』が口癖。
  • モロボシ・ダン(森次晃嗣):ウルトラ警備隊の隊員。その正体はウルトラセブンである。ウルトラアイを用いて変身する。
  • フルハシ隊員(石井伊吉):ウルトラ警備隊の隊員で地球防衛軍きっての肉体派。北海道出身。
  • アマギ隊員(古谷敏):ウルトラ警備隊の隊員。名古屋出身。兵器開発に長けており、様々な武器を作り出す。爆弾にトラウマがある。
  • ソガ隊員(阿知波信介):ウルトラ警備隊の隊員。九州出身。射撃の名手。ダンと行動を共にすることが多い。
  • 友里アンヌ隊員(ひし美ゆり子):ウルトラ警備隊の隊員。隊の紅一点。普段はメディカルセンターに勤務している。
  • 丹羽教授(成瀬昌彦):京南大学の教授だがウルトラ警備隊の調査の結果偽物であることが発覚する。
  • 南部冴子(北林早苗):京南大学英文科2年生でソガの婚約者。ソガの頼みでウルトラ警備隊に協力する。
  • 一の宮貞文(剣持伴紀):京南大学物理学科の学生。自身の電送移動理論を認めてくれた丹羽に協力している。

あらすじ

 

 京南大学が教育機関としては初めて科学観測衛星の打ち上げに成功する。 しかし、ウルトラ警備隊の調査によってプロジェクトを主導していた丹羽教授が実は宇宙人のスパイだと判明する。 ソガは自分の婚約者で同大学に通う冴子に頼み、丹羽教授の右腕になっている学生の一の宮を教授から引き離す。 その隙にソガは研究所に忍び込むが逆に捕縛されてしまい、軌道上の衛星内に連れ去られてしまう。 また一の宮は自分の研究を認めようとしない人類を憎み、丹羽教授が宇宙人だとわかった上で協力していたことも発覚する。 一の宮はプロテ星人に侵略の意図はないと信じていたため自身の電送移動の理論で衛星の建造に協力していたのだ。 だが、プロテ星人は衛星内に地球防衛軍の基地の情報を蓄積しており、地球侵略のために一の宮を利用していたのだった。

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感想・解説(ネタバレあり)

 プロテ星人のデザインはスゴイですね! どんな発想力を持っていればこんなデザインを思いつくことができるんでしょう! 動きも非常に不気味で小さい子が見たらトラウマになりそうなくらいミステリアスな雰囲気があります。 分身の特撮も見事で夜の戦闘シーンは光る黄色の目と夜の闇のコントラストでインパクトのある映像でした。 プロテ星人は戦闘能力が高く設定されていて、実をいうとセブンはプロテ星人を倒すことができなかったのです! じゃあ、誰がプロテ星人を倒したのかというと、一の宮が捨て身で丹羽教授の転送を妨害したことで一緒に消滅します。 その間もセブンは相手がプロテ星人の分身だと気づかないまま無意味に戦い続けていたので、一の宮が決死の行動にでなかったらセブンはそのままプロ手星人の逃亡を許していた可能性が高いと思います。 またプロテ星人の円盤についてもセブンではなく、ウルトラホーク2号が撃破しているので、今回セブンは何も倒していないことになりますね~w

 あっ、でもセブンはピラミッド校舎をブッ倒してましたねw でもセブンが突っ込んで粉々になったはずなのに、最後のシーンでピラミッド校舎が復活してるんですよね( ゚д゚)

実はセブンが壊したピラミッド校舎もプロテ星人の分身だったのでは?(笑)

現実にも有り得る一の宮の動機

 一の宮がプロテ星人に手を貸した動機は自分の研究を受け入れてくれる人がいなかったから世間を憎むようになってしまったということだと思います。 自分の周りの人間に受け入れてもらえなかっただけで、世の中全体が敵みたいに思えてしまうことってあると思うんですよ。 しかもその感情をこじらせると往々にして先鋭化・過激化していくんですよね。 学生運動の終盤なんかはそんな感じだったんじゃないかと思いますし、ダン役の森次晃嗣さんはアンヌ役のひし美ゆり子さんとの対談の中で『オウム事件』になぞらえていました。(※1)

トリビア・小ネタ

wikipediaより

この京南大学というのは東京都豊島区にある学習院大学の目白キャンパスがロケ地となっています。 中でもピラミッド校舎(通称:ピラ校)は独特の存在感を放っています。

 実はこのピラ校、新歓など飲み会が増える時期は外壁を上る学生が時折いました。 ちなみに外壁を上る行為が発見されると始末書でした(笑) 劇中では凍っていますが、ピラ校の周りの池にはコイが泳いでいたんですよね。 なお、この池に入る行為も始末書もので始末書は2枚溜まると退学になります。 そのためピラ校から転がり落ちてさらに池に転落すると一気に始末書が2枚溜まって詰むとまことしやかに噂されていましたw

 この建物は2008年に取り壊され別の校舎に建て直されました。 アスベストが使われていたなんて噂もありましたね。 セブンがピラ校に突っ込んだ時に広がった煙はアスベストかも・・・(笑)

 なお、ピラ校の内部は席がかなり急に配置されている上、古い教室だったので大きなディスプレイなどがなく、見にくいプロジェクターと昔ながらの黒板で授業が行われていたので非常に授業には向かない設計でした。 しかも音響のことも考えてないから先生の話も聞こえにくかったという・・・。 学習院は質実剛健がモットーだったはずですが、このピラ校に関しては残念ながらデザイン先行だった感は否めません(笑)

 冴子が運転する車やポインターが学内を走っているシーンの背景でも現存している建物がいくつか見つけられます。 2Fのバルコニーの様なところで冴子とソガが話している場所はオリエンテーションなどでも使用されていました。 確か北1校舎だったと思います。 最後の屋上のシーンも多分北1校舎じゃないかと。 後ろの方にお向かいの川村学園の校舎らしき建物が見えています。 本当に学内で撮影していたんですね(゚д゚)!

出典



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