【前のエピソード】第13話『ガラダマ』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!

山奥に落ちた隕石は謎の合金で作られた人工物だった!!

ウルトラQ 第13話『ガラダマ』

作品情報

登場怪獣:隕石怪獣ガラモン

脚本:金城哲夫
監督:円谷一
特殊技術:的場徹

放送日:1966年3月27日

キャスト

  • 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
  • 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
  • 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
  • 一の谷博士(江川宇礼雄):万城目たちに協力している科学者。あらゆる分野の科学に精通している。

あらすじ

 山奥に落ちた隕石を地元の少年が拾ってきた。 その隕石は異様に軽く、隕石でも隕鉄でもなかった。 この隕石を調べた一の谷博士は、チルソナイトという地球外の合金で作られていることを突き止める。 その後隕石の墜落現場の近くの湖に巨大な隕石が落下する。 この隕石の衝撃はすさまじく、湖水をすべて干上がらせてしまうほどのエネルギーであった。 むき出しになった固定で赤赤と赤熱する隕石、その様子はチルソナイトにそっくりであった。 落下からしばらくのち、隕石が割れて崩れると中から宇宙から送り込まれた怪物が姿を現すのだった。

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感想(ネタバレあり)

 地球にガラモンを送り込んだ遊星人の狙いは一体何だったんでしょうか? 地球人が火星に探査機を送り込む様な感覚だったのでしょうか? だとしたら地球のデータはきっと遊星人のもとへ送られていることでしょう・・・。 そういえばチルソナイトという素材はウルトラセブン第2話『緑の恐怖』でもチルソナイト808という名前で登場しています。 ガラモンとワイアール星人の関係が気になるところですね~。

愛嬌あふれる容姿で人気のピグモンと対をなすガラモン

 ピグモンといえばウルトラマンに登場する愛嬌たっぷりのかわいらしく友好的な小型の怪獣として有名ですが、ほぼ同一の容姿を持つガラモンは全く異なる性質を持つ怪獣です。 先述のピグモンが自ら意思を持って行動していたのとは対照的に、このガラモンは先に落下した隕石型の人工頭脳から送られる電波で操られるいわばロボットの様な怪獣です。 電波で操られる怪獣といえば『メカゴジラの逆襲』のチタノザウルスなどが想起されますが、あれほど柔軟に動くことができるわけではなく戦闘もおこないません。 ただただ電波を発する隕石を目指して進もうとするという単純な指示しかできない様です。 途中電子頭脳がグラインダーで削られると電波に支障をきたすのか倒れ込んでしまったり、電波を遮断する網を隕石にかぶせられただけで口から体液を漏らしながら倒れ込んでしまったり、かなり単純な構造の怪獣(ロボット?)だった様です。

 しかし、ガラモンはもともと宇宙に住んでいた怪獣をロボット化したものだったのでしょうか? また、もしそうだとしたらピグモンとは近縁種だったのでしょうか? 興味は尽きませんね!

 なお、ガラモンは第16話『ガラモンの逆襲』で再登場を果たします!!

ダムの破壊シーンは特撮史に残る名場面

 本エピソードは怪獣が登場するということでミニチュアを用いた特撮に力が入っています。 鉄砲水に流される村落や橋のシーンは迫力満点です。 また東京へ向けて進むガラモンがダムを破壊するシーンは特撮史に残る名シーンといっても過言ではないでしょう。 まず下流からダム越しにガラモンを捉えるアングルから入り、ダムを触って強度を確かめる様子を画面に収めます。 そして今度はダムの内側を俯瞰するアングルへ切り変わり、ダムを突破するために助走をつけるガラモンを捉えます。 最後にまた下流のアングルに切り替わって、ダムを破壊して現れるガラモンを少し引いたところから捉えるという非常に手の込んだ描写になっていますね。 すばらしい!!

 またダムのミニチュアも良く作り込まれていて、手すりや照明がしっかりと取り付けられています。 崩れ方もおもちゃっぽさがなく、しっかりと土埃も立っており重厚感がある特撮です。

それでは!!

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