こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!
超高速の特急が制御不能に!!
ウルトラQ 第10話『地底超特急西へ』
作品情報
登場怪獣:人工生命M1号
脚本:山浦弘靖、千束北男(飯島敏宏)
監督:飯島敏宏
特殊技術:的場徹
放送日:1966年3月6日
キャスト
- 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
- 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
- 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
- イタチ(山村哲夫):7歳から靴磨きを職としている少年。べらんめぇ調の話し方が特徴。何とかして超特急に潜り込もうとしている。
- 相川教授(塚本信夫):人口生命M1号の輸送を万城目に依頼する。
- 西岡主任(石川進):新東京駅の主任。記者陣の前で誇らしげに設備の紹介をするが、装置の名前を憶えていないなど頼りないところがある。
あらすじ
『最後の超特急』の二つ名で呼ばれる史上最速の特急列車『イナヅマ号』が完成した。 多くの記者を載せてその処女走行が始まる。 しかし、記者のふりをして列車に紛れ込んだ一平が、カメラと間違えて人工生命の入ったアタッシュケースを車内持ってきてしまう。 この人工生命M1号は高圧ケースの中に収められていたが、新聞記者がフラッシュをたいたことで目覚めてしまう。 M1号は運転室を占拠し、超特急は制御不能の状態に陥ってしまった。
<広告>感想(ネタバレあり)
全体的にコメディタッチのエピソードでした。 冒頭の靴磨きの少年イタチが客や由利子と繰り広げる軽妙なやり取りが楽しい一作です。 また石川進さん演じる西岡主任のコミカルな一人芝居も見どころの一つです。
M1号はあの芸能人似?
今回登場する怪獣は人口生命体M1号です。 この猿に似た生物が運転室を占拠し、興味本位でいろいろイジりまわした結果、人工知能が破損し列車は暴走状態に陥ってしまいます。 最後はイタチ少年の入った保管金庫と一緒に宇宙まで飛ばされ、テレシコワの『私はカモメ』というセリフを口にしています。
このM1号の印象的な外観ですが、ダウンタウンの浜田雅功さんに似ているといわれていますね! そのため『絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時』ではM1号のフィギュアが登場に大いに笑いを誘っていました。
キャストについて
冒頭の靴磨きの客はなんとあの大御所声優の故・大塚周夫さんです!! たしかに声をよく聞いているとわかりますね!!
一方、靴磨きの少年イタチ役は山村哲夫さん。 なんとのちのちウルトラシリーズでスーツアクターを務める様になります! このエピソードの撮影現場での経験がきっかけになったそうですよ!
序盤に登場する灯台職員を演じている岩本弘司さんは初代ウルトラマン『禁じられた言葉』やウルトラセブンの『闇に光る目』に端役で出演しています。
西岡主任を演じる石川進さんはこの後初代ウルトラマンでイデ隊員約を演じる予定でしたが、2話分の撮影が済んだところで降板し幻の科特隊員となりました。
相川教授役の塚本信夫さんは帰ってきたウルトラマンで隊長役を演じました。