【前のエピソード】第19話『宇宙から来た透明大怪獣』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です。

目に見えない怪獣が宇宙から襲来!

帰ってきたウルトラマン 第19話『宇宙から来た透明大怪獣』

登場怪獣:忍者怪獣サータン
登場メカ・兵器:赤外線スコープ、マットシュート、マットガン、マットアロー2号、MATビハイクル、マットジャイロ、放電網

脚本:上原正三
監督:鍛冶昇
特殊技術:佐川和夫

放送日:1971年8月13日

キャスト

  • 郷秀樹(団次郎):MATの隊員。ピンチに陥るとウルトラマンに変身し、人類の敵と戦う。
  • 加藤勝一郎(塚本信夫):MATの隊長。部下思いで温和な隊長。郷に入隊を勧めた。
  • 南猛(池田駿介):MATの隊員。柔道と射撃の名手で郷の兄貴分。かつてイジメられっ子だった。
  • 岸田文夫(西田健):MATの隊員。射撃の名手で兵器の開発を得意とする。父親はかつて軍人であった。
  • 上野一平(三井恒):MATの隊員。熱血漢であり感情が先立ってしまうこともある。
  • 丘ユリ子(葛木美加):MAT唯一の女性隊員。主にオペレーターを担当している。
  • 坂田健(岸田森):坂田家の長男で自動車工場を経営している。かつてはレーサーだったがケガで引退した。
  • 坂田アキ(榊原るみ):坂田健の妹で郷に思いを寄せており、いつも安全を気遣っている。自宅近くの店で働いている。
  • 坂田次郎(川口英樹):坂田家の末っ子で郷に懐いている。かわいがっていたウサギを助けるために校舎の崩壊に巻き込まれて重傷を負う。

あらすじ

 次郎の通う小学校に隕石が落下する。 MATが調査したところなんの変哲もない隕石と判断され学校の標本室に飾ることになった。 しかし、のちにこの隕石が巨大化し校舎を破壊してしまう。 かわいがっていたウサギを救うために崩壊する校舎の近くに戻った次郎はそこで暴れる怪獣の影を目にする。 しかし、そばにいた同級生をはじめ誰も怪獣の姿を目にしたものはおらず、透明怪獣の存在が疑われた。 郷は次郎に重傷を負わせた怪獣を見つけるため赤外線カメラでその姿を追う。

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感想(ネタバレあり)

 今回の敵は見えないだけでなく物体もすり抜けるためMATの攻撃がほぼ無効化されてしまうという絶望的な怪獣サータンです!! 見た目はそんなに強くなさそうなのにめちゃくちゃ厄介ですな!!

謎解きが楽しいSFストーリー

 今回は落下した隕石に怪獣が潜んでいたというSF仕立てのストーリーになっており、どこか初代ウルトラマンやウルトラセブンを思わせるプロットになっています。 また次郎がサータンの影だけを目撃したことで姿の見えない怪獣の存在が示唆され、その後街中を走る車が突然何らかの大重量でぺしゃんこにつぶされたにもかかわらず周りなんの被害も無いなど謎が謎を呼ぶ展開になっています。

 また、序盤のMAT隊員たちが仮説を議論するシーンではブラックホールや中性子星などに代表される大質量の天体についても言及されハードSFの様な仕掛けが施されている点も見逃せません。 郷も光の屈折によって影のみが伸びるという妥当な仮説を述べており、見ている側も一緒に考えて謎解きをする様な気分になれます。

 そして、サータンは中性子怪獣であると結論付けられます。 中性子は電荷をもたないために電子の電荷に邪魔されることなく、容易に物体をすり抜けることができるという設定です。

 ・・・これ子供にわかりますかね??(笑)

 ちなみに私は自慢じゃありませんがさっぱりわかりませんw

『そういえば中学か高校の物理でそんなこと習った気もするし、岸田隊員がそういうならそうなんだろう』くらいの感じですwww でもそういう科学っぽい設定ってワクワクしますよね! また、こういったところから科学に興味を持つような子供たちもたくさんいたでしょうね~

MAT痛恨の失敗!!

 校庭に落下した隕石を発見した次郎たちはすぐにMATに通報し、郷と上野が駆けつけます。 隕石を調査した二人は問題なしとして学校の標本室に飾ることを許可してしまいますが、その後巨大化し校舎が犠牲になります(涙) 第10話『恐竜爆破指令』でも似たような失態を犯していますがちょっと調査が適当すぎますね笑

姿が見えない敵・・・でもセブンだったら即発見?

 今回のサータンは中性子怪獣ということで姿が見えませんので、MATは赤外線装置や放電網を使用して可視化を試みます。 また郷も人間態の時はサータンを発見することができないようで、ジャックに変身したのちにウルトラ眼光でサータンを発見します。

 一方、セブンの場合、ダンの状態でも透視能力を持っていたので即発見できていたかもしれませんね。 郷の場合はもともと人間でジャックと一体化したのに対して、ダンはセブンが人間に変身している状態なので能力に差があるのかもしれませんね。

小ネタ・トリビア

  • 加藤隊長が作戦を説明するシーンで『マットアロー1号、2号』と発言していますが、手に持っている模型はマットジャイロで、実際に作戦に出動したのもマットジャイロ

それでは!!

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