【前のエピソード】第7話『バラージの青い石』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

ウルトラマンのピンチにキャップの強肩が唸る!!

ルトラマン 第7話『バラージの青い石』

登場怪獣 :磁力怪獣アントラー
登場メカ・兵器 :ビートル、スーパーガン、スパイダーショット

脚本:南川竜(野長瀬三摩地)、金城哲夫
監督:野長瀬三摩地

特技監督:高野宏一

放送日:1966年8月28日

キャスト

  • ムラマツ隊長(小林昭二):科学特捜隊極東支部ムラマツ班の隊長。隊員からはキャップと呼ばれている。ときに優しくときに厳しく隊員たちをまとめる。
  • ハヤタ隊員(黒部進):科学特捜隊の隊員。任務中に赤い球体と衝突して落命するが、ウルトラマンと融合することで生還する。
  • アラシ隊員(石井伊吉):科学特捜隊の隊員。怪力の持ち主で射撃も名人級の腕前。しかし、直情的な側面もある。
  • イデ隊員(二瓶正也):科学特捜隊の隊員。お調子者だが兵器開発で右に出るものはいない。
  • フジ隊員(桜井浩子):科学特捜隊の隊員で紅一点。普段は本部で通信係についているが、現場にでることもある。入隊以来ほとんど休んでいない。
  • チャータム(弓恵子):幻の街チャータムの王女。人間の思考を読み取る能力を持っている。
  • ジム(エドガー・ケイザー):科学特捜隊のパリ本部から日本支部へ派遣された連絡員。

あらすじ

 中近東に巨大な隕石が落下してから謎の現象が頻発しており、科学特捜隊のトルコとインドの支部、そしてパリの本部からも調査隊を派遣したがすべて行方不明となった。 ついに日本支部にも出動要請が掛かり、フジ隊員を除く4名と本部から派遣された連絡員のジムはビートルで『魔の地点』へと向かった。 しかし、目的地に近づいた科学特捜隊を物体を引きずり込む光の壁が襲う。 ムラマツの機転で辛くも危機を脱したものの、ビートルのエンジンが故障し砂漠に不時着する。 砂漠へと降り立った彼らを磁力怪獣アントラーが待ち受けていた。

[広告]

感想(ネタバレあり)

 異国情緒あふれるエピソードでした! セットがあれだけ立派だと迫力がだいぶ変わってきますね~ 映像で見ているだけでもディズニーランドに行ったかの様なワクワク感があります。 さらにその奥にあるノアの神の像がなんとウルトラマンそっくりという設定もゾクゾクさせられます!!

圧巻の屋外セット

 そんな圧巻の規模を誇るバラージのせっとですが、どうやって子供向けのテレビ番組がこれだけ立派なオープンセットを用意したかというと、実はこれ東宝映画の『奇巌城の冒険(1966)』のために砧スタジオに造られたオープンセットだったんですね。 日本映画界が誇るスーパースター・三船敏郎さん主演の冒険映画ですから潤沢な予算が使われていたであろうことは想像に難くありません。 また同作にはハヤタ役の黒部進さんとフジ役の桜井浩子さんが出演されています。

磁力怪獣アントラーとは

 アントラーとは英語で鹿などの枝角を意味するそうです。 アリジゴクも頭部にはさみを持っていますが、アントラーの姿はどちらかといえばクワガタっぽい感じがします。 アリジゴクは成虫になると翅が生えウスバカゲロウになりますが、アントラーももしかしたらいつか成虫になる怪獣だったのかもしれませんね! ウルトラマンを苦しめたあの力を持ったまま飛翔能力まで持ったら厄介極まりないですが笑

まぼろしの街 バラージのモチーフ

 これは僕個人の見解ですが、幻の街バラージは3世紀に存在したパルミラ王国をモチーフにしているのではないでしょうか。 劇中で登場するアララト山はトルコ東部のアルメニアとの国境近くに存在し、この辺りまでパルミラ王国が治めていました。 そしてバラージを収めるチャータム女王はパルミラ王国のゼノビアからインスピレーションを受けたものじゃないかと。 彼女の説明にある様にシルクロードの交易地として栄えたというのも共通します。 まあ、全部僕の推測なんですけどね!!笑 なお現実のパルミラ王国はアントラーではなくローマ帝国に滅ぼされました。

それでは!!

[広告]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です