【前のエピソード】第15話『カネゴンの繭』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!

カネにがめついヤツはカネゴンになっちゃうゾ~(;´Д`)

ウルトラQ 第15話『カネゴンの繭』

作品情報

登場怪獣:コイン怪獣カネゴン

脚本:山田正弘
監督:中川晴之助
特殊技術:的場徹

放送日:1966年4月10日

キャスト

  • 加根田金男(辻沢敏):お金に執着し、落ちているお金を拾い集めている。ある朝カネゴンに変身してしまう。
  • 金男の父(浜田寅彦):金男の父親でカネゴンになってしまった金男の最初の目撃者。
  • 金男の母(野村昭子):金男の母親であまりにお金に執着する息子をカネゴンになってしまうと叱る。
  • 中松浩二監督〔ヒゲおやじ〕(渡辺文雄):金男たちが遊んでいる工事現場の監督。金男たちをブルドーザーで追いだそうとする。
  • おたすけ教の巫女(牧よし子):怪しげな祈祷を行っている老婆。『ヒゲおやじが逆立ちしたときに願いがかなう』と予言する。

あらすじ

 工事予定地で蚤の市を開く子供たち、その中でひと際威張りりちらしている少年がいた。 彼の名は金男といい、落ちている小銭を拾っては集めているような守銭奴であった。 彼は蚤の市に並んでいる品の中に、振ると金属音のする不思議な繭を見つけて持ち帰った。 繭はみるみるうちに大きくなり、なんとその中にはたくさんの効果が入っていた。 少しでも多く小銭を取ろうと繭の中に手を伸ばす金男だったが、バランスを崩して繭の中に取り込まれてしまう。翌朝金男が目を覚まして洗面所へ行くと鏡に目が飛び出ていて、口はチャックになっている怪物が映っていた。 彼はお金に執着するあまりカネゴンという怪物になってしまったのだった。 金男あらためカネゴンは元の姿に戻ろうと友人を頼るが、友人たちはカネゴンを見世物にしてお金を稼ごうと考える始めるのだった。

 

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感想(ネタバレあり)

 今回はウルトラシリーズを代表する有名怪獣のひとつであるカネゴンが登場します! お金に執着して他人のお金を盗るようなことをしてはいけないというありがたーい教訓を子供たちに伝える一話でした。

子供は残酷である

 カネゴンになってしまった金男は両親から締め出され友人を頼ります。 普段から守銭奴ぶりを見せていたためか、友人から助ける見返りにお金を要求されてしまいます。 またその後の友人たちの変化が恐ろしく、最初はみんなで色々考えて祈祷師のところへ行ってご託宣を得ようと出かけてくれましたが、それがだめとなったとたんカネゴンを売ってしまおうという話をし始めます。 そして、今度は見世物にしてお金を稼ごうと芸を仕込もうとします。 玉乗りをさせるためにムチまで持ち出し、もはや人間として扱っていないことがわかります(;´Д`) 怖いですねぇ・・・。

キャストについて

金男を演じた辻沢敏さんは当時小学6年生でしたが、このエピソードの放送時には中学生となっており、オンエア後に相当からかわれたそうです。 それがトラウマになって子役を引退されてしまったのだとか。 ほとんどのエピソードで30%以上の視聴率を記録し、この『カネゴンの繭』も28.5%と現代では信じられないような高視聴率を誇った人気番組の恐るべきパワーを感じずにはいられません。

 ヒゲおやじ役の渡辺文雄さんはウルトラセブンの第45話『円盤が来た』の町工場のオヤジ役で出演されています。 どちらもうるさくてガサツそうなイメージの役ですが、邦画ではインテリヤクザ役を多く演じています。 自分的に特に印象に残っているのは江波杏子さん主演の『女の賭場(別ブログに飛びます)』で演じた野心家の若手ヤクザ・立花役ですね~。

 ヒゲおやじと一緒にブルドーザーに乗っていたのはご存知、二瓶正也さんです。 科特隊のイデ隊員をはじめ、『妖星ゴラス』などの特撮作品、『若大将シリーズ』などの邦画など多くの作品に出演されました。 また、加山雄三さんがメンバーだったランチャーズでドラムをたたいた経験もある一方、1990年代からは不動産業を生業にするなど多彩な才能を持った俳優さんでした。

 おたすけ教の巫女役の牧よし子さんは初代ウルトラマン第7話『バラージの青い石』に老婆役で出演されています。

 このエピソードはレギュラーメンバーが誰も出演しない唯一の回となっています。

それでは!!

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