【特撮俳優】河内桃子さん

こんにちは、おのまとぺ(・∀・)です。

今日は文才のない私が、おこがましくも大好きな特撮女優さんを紹介したいと思います。 誰か見てくれたらうれしいなぁ|д゚)チラ

ご紹介したい女優さんは河内桃子さんです! 初代『ゴジラ』(1954)『地球防衛軍』(1957)と特撮の名作に出演し、また『渡る世間は鬼ばかり』への出演でも知られる大女優さんです。 残念ながら1998年に鬼籍に入られましたが、昔のプロマイドや映画を見ると未だに色あせることのない可愛らしいさがあふれています。

僕の勝手なイメージでは50~60年代前半あたりの東宝特撮においては、

・正統派美女⇒白川由美さん

・セクシー⇒水野久美さん

・カワイイ⇒河内桃子さん

というイメージがありますねぇ。

なお、異論は認めません( ー`дー´)キリッ笑

デビュー

1953年に第6期東宝ニューフェイスとして入社し、同年『女心はひと筋に』でスクリーンデビューされています。 同作は残念ながらソフト化されていない様です・・・。 なお同作には池辺良さんや越路吹雪さんも出演されていたようです。 そして1954年、出演3作目にして初代『ゴジラ』のヒロイン・山根恵美子役をゲットします。 その後、東宝特撮には『獣人雪男』(1955・未ソフト化)『地球防衛軍』(1957)に出演されますが、58年に東宝を退社され特撮への出演は途絶えます。

しかし、vsシリーズ最終作『ゴジラvsデストロイア』(1995)にて初代と同じ山根恵美子役で出演され、オキシジェンデストロイアの恐ろしさを現代に伝える大切な役を演じられました。 そして特撮映画としてはこれが最後のご出演となります。 初代ゴジラにご出演だったので特撮を象徴する女優さんの様に感じられますが、実際には東宝を早くに退社されたので4作のみなんですね。 しかし、お亡くなりになるまででは『デストロイア』が最後のゴジラ作品であり、初代の流れを引き継ぐ『vsシリーズ』の最終作でもあることを考えると、ゴジラの始まりと終わりに携わった方という見方もできるかと思います。

しっかし、初代ゴジラが1954年公開ということは、当時河内さんはまだ東宝に入社して一年経ったか経っていないかくらいということですね! 同作はDVDやBDで何度も見ていますが、そうは思えないくらいの存在感がありました。

エピソード

■当時は久我美子さんと並ぶ良家の子女だったそうです。 理研の総帥かつ子爵の大河内正敏氏を祖父に持ち、父は画家、さらには夫が今治松平家の末裔とこれでもかというくらいのお家柄ですね( ゚Д゚)ポカーン 『ゴジラ』(1954)では山根博士の娘という役柄を清楚に演じていましたが、あれは本物のお嬢様だからこそ醸し出せる品だったのかもしれませんねぇ~

ちなみに『ゴジラvsビオランテ』(1989)では、生化学製品のメーカーとして大河内財閥という企業が出てくるのも興味深いですね笑 また余談ですが先述の久我美子さんビオランテに出演されています。

仲が良かったといわれる初代ゴジラの俳優陣ですが、河内桃子さん平田昭彦さんに怖くて話しかけられなかったとか。 宝田明さんは、平田さんはとても真面目なので役に入り込んでいたんじゃないかと佐野史郎さんとの対談で答えていらっしゃいました。 この対談は『初代ゴジラ研究読本』という書籍に収録されています。 またこの対談のページに骨折した宝田さんを見舞う河内さんの写真が載っていますが、ワンピースを着ていて超カワイイです( *´艸`) 往年の大女優さんについてこんなことを書くのは失礼なんだろうか・・・。

■完全に余談ですが、2016年のミュージカル『アニー』同姓同名の河内桃子さんという子役さんがキャスティングされていました。 前のビオランテにも出演していた三田村邦彦さんも同作に出演しており、 制作発表では「唯一の不安は河内桃子ちゃん。 僕のお母さん役(『渡る世間は鬼ばかり』)をずっとやってくださった河内桃子(故人)さんと全く同じ名前なので、お母さんがちっちゃくなったみたいで。 お母さんって呼んじゃうかもしれないけど、ガマンしてね(笑)」とコメントしていました。 渡鬼で三田村さんのお母さん役だったんですね☆

■河内さんは入社して5年で東宝を退社してしまいますが、その一因に東宝ニューフェイス第6期の同期たちが自分よりもどんどん出世していったことがあると言われています。 それもそのはず東宝ニューフェイスの6期には、東宝映画でたくさん主演をされた大スター・宝田明さんや、後に日活に移って活躍された岡田真澄さん、特撮の歴史を語るうえで絶対に外せない佐原健二さん、名バイプレーヤーの藤木悠さんなど東宝ニューフェイスの歴史の中でも多くの大物を輩出した期の一つです。(※ちなみに1期もすごいです(・∀・)) そんな中で『ゴジラ』でも『獣人雪男』でも『地球防衛軍』でもお嬢様的な役柄を要求され、そこから脱却できずにいた河内さんは東宝俳優としての限界を感じられたのかもしれません。

かなり雑多な内容になってしまいましたが、wikiには載ってないことも書けたんじゃないでしょうか? ぜひ『ゴジラ』『地球防衛軍』の二作品をご覧になってみてください!! とってもキュートな河内さんを観られますよ!

獣人雪男ソフト化してくれー!!ウォォォォン!!

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