[感想・解説]Xファイル シーズン5 第16話『マインド・アイ』

The Truth Is Out There!! おのまとぺ(゜∀。)です!!
今回は他人の見ているものが見えてしまう盲目の女性のお話。

  • 監督:キム・マナーズ
  • 脚本:ティム・マイナー
  • 原題:『Mind’s Eye』

おのまとぺ的評価

  • おススメ度 ★★★★☆ 自分的には結構好きなエピソードでした。
  • グロ度 ★★☆☆☆ グロいのは血だらけの手袋くらいですね。
  • 謎度 ★★★★☆ 不思議なつながりです。
  • ホラー度 ★★☆☆☆ 特殊能力を持っているのが悪人ではないのでホラー感は少な目。
  • コミカル度 ★☆☆☆☆ 特にコミカルさはなし。
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登場人物(カッコ内は役者名)

  • マーティー・グレン(リリ・テイラー):28歳の盲目の女性。 他人の視界が見える特殊な能力を持っている。
  • ロイド・ぺノック(ブルー・マンクマ):ウィルミントンの刑事。 彼女の”第六感”について最初に指摘した。
  • チャールズ・ゴッツ(リチャード・フィツパトリック):酒場で女性にしつこく言い寄っていた男。 その様子を見ていたリリに電話でとがめられ、自分が監視されていると考える様になる。

あらすじ

麻薬の取引に手を染めていた男がある家で殺害される事件が起こった。 その後この現場となった家でマーティーという女性が逮捕された。 本人も血まみれになっていたため当然彼女の犯行と考えられていた。 モルダーとスカリーは捜査協力のため殺人課のぺノック刑事を訪ねると、彼曰くこのマーティーという女性は盲目であったという。 果たして盲目の女性が成人男性を殺すことができるのか。 調査を進めるうち、モルダーはマーティーが他人の視界を見ることができるのではないかと疑い始める。

感想

自分的にかなり好きなエピソードでした。 
誰かと誰かが繋がってしまうというコンセプトはシーズン3の『土牢』などでも使われていましたが、今回は本人が盲目であるという設定がプラスされました。 視界を共有する相手が凶悪犯であったがために、目を覆いたくなる様な嫌なシーンばかり見させられていたのでしょうね。 逆に東大受験に挑む受験生の視界を見れる能力だったらどうだっただろう・・・少なくともめちゃくちゃ勉強になりそう笑

また、モルダーがマーティーと手を重ねているシーンがありましたが、モルダーは少し心を惹かれていたのかもしれません。 視界が入ってきてしまうだけの相手の罪まで背負おうとする彼女の責任感の強さに魅力を感じたのかもしれませんね。 あとモルダーとの会話の中に出てきた『初めて海を見た』というマーティーの告白は心に残りました。 他人の視界で見たものとはいえ感動的な景色だったのでしょう。 『今も見えるのはあの海だけ』というセリフが示す様に、ゴッツが死んだことで嫌なものを見ずに済むようになった彼女は初めて見たあの海だけが脳裏に残っているのでしょう。 最後の拘置所のシーンで真っ暗な牢屋の中にマーティーが消えていく演出は、もう何も見なくていいというメタファーなのかもしれませんね。 

それでは!!

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