【感想】『アイアンマン』(2008年)

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です。

今回は2008年の映画、『アイアンマン』のレビューです!! 

作品情報

本作はアメコミの大家・マーベルのキャラクターたちが一堂に会する超大型作品群『マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)』の記念すべき第一作です。

主演のロバート・ダウニーJr.は当初過去の薬物問題で制作会社が採用に難色を示していましたが、あふれる原作愛で役を作りこみ見事に主演トニー・スタークの座を射止めました。 彼は2019年に『アベンジャーズ・エンド・ゲーム』で一旦の結実を見るまで実に10年以上もアイアンマンとして銀幕で戦ってきたんですね。 この作品がそのスタートだと思うと感慨深いものがあります。

あらすじ

アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークは、テロ組織に襲われ拉致されてしまう。胸に深い傷を負い捕虜となった彼は、組織のために最強兵器の開発を強制される。トニーは装着することで、圧倒的な破壊力とパワーを発揮できる戦闘用パワードスーツを敵の目を盗み開発。敵地からの脱出に成功するが、奇跡的に生還したトニーは、ある事実を知り愕然とする・・・。自らが社長を務める会社が開発した兵器がテロ組織に使用されていたのだ。トニーはその償いをすべく、テロ撲滅に命を捧げることを決断。最先端の技術を駆使し、新たなパワードスーツの開発に着手する。

ソニーピクチャーズHPより
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キャスト

  • トニー・スターク(アイアンマン):ロバート・ダウニーJr.
  • ジェームズ・“ローディ”・ローズ:テレンス・ハワード
  • オバダイア・ステイン:ジェフ・ブリッジス
  • ペッパー・ポッツ:グウィネス・パルトロー
  • インセン:ショーン・トーヴ
  • ハロルド・“ハッピー”・ホーガン:ジョン・ファブロ―
  • フィル・コールソン:クラーク・グレッグ
  • ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン

MCU第一弾の本作の時点で、のちにこの世界観の中で重要な役割を果たすキャラクター達が多数登場しています。 特にSHIELDの二人はこの後多くのMCU作品に登場します。 トニーの片腕(?)であるハッピー役のジョン・ファブローは同作の監督でもあり、アベンジャーズのシリーズの製作総指揮でもあります。

スタッフ

  • 監督:ジョン・ファブロー
  • 脚本:マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
  • 原作:スタン・リー、ドン・ヘック、ラリー・リーバー、ジャック・カービー

感想

ロバート・ダウニーJr.の演じる圧倒的なトニー・スターク像

恐らくこの映画を観た方は、トニー・スタークが実在の人物の様に関実のではないでしょうか? むろんロボットスーツに身を包んで悪と戦うプレイボーイの大金持ちなんて世界に存在するはずはありませんが、ロバート・ダウニーJr.の演じるトニー・スタークがあまりにも説得力があって『なんかこういう人いそう』と思わせてくれるんですよね。 この映画にはグウィネス・パルトロー、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジスなど実力のある俳優が多数キャスティングされていますが、全部ロバートが持って行ってしまった感がありますね。

どんでん返しはあるけれどわかりやすいストーリー

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、本作は一応どんでん返し的な展開があります。 しかし、何となく予測がつくのと動機が非常にわかりやすいので、『2回目に見たときアッとなる』という様な難しいストーリーは一切ありません。 そう書くと家族で楽しむのにちょうどいいように思えますが、若干エッチなシーンがありますのでそこは判断に悩むところです。

少年の夢をそのまま詰め込んだ様な演出

海辺の豪邸に秘密基地の様な地下室、そして金色に輝くロボットスーツ。 どこを切り取っても金太郎あめの様にロマンであふれています。 トニーの作業場のホログラムやAIのジャーヴィスもまさに夢。 それに加えて金髪美女の秘書にSHIELDみたいな秘密組織。 これ以上何があるってんだ!ってほどにロマンが詰め込まれています。 ストーリー以外のところだけでも十分楽しめてしまいます。

スターウォーズのオマージュ?なシーン

劇中、スタークが武装集団のアジトから脱出する直前に、スタークを守るためインセンが敵のライフルを持って突撃を仕掛けます。 本来ハラハラするはずのシーンなのですが、オチがコミカルな演出になっておりあまり重さを感じさせません。

このシーンはスターウォーズシリーズの第一作『新たなる希望』のデススター内でハン・ソロがブラスターをもって突撃するシーンにとても似ています。 おそらくオマージュなんじゃないかと思われます。

というのもMCU作品にはスターウォーズへのオマージュがかなり散りばめられているんだそうです。 特にフェイズ2に多く盛り込まれていることはマーベルの社長も認めるところ。

また『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』 が『スターウォーズ フォースの覚醒』の記録を塗り替える大ヒットを記録した際、レイの手からアイアンマンの手にバトンを受け継ぐかの様にライトセーバーを手渡す写真をLUCAS FILMの公式アカウントがインスタにあげるなど両製作チームは良好な関係にある様です。

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Congratulations, @marvelstudios and @avengers: #InfinityWar

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まぁ、そんな記録的ヒット作を持つ両シリーズが、気づけば今やどちらもディズニー傘下というのが恐ろしいですね笑 世界最強はアイアンマンでもジェダイでもない・・・、ミッキーマウスなのだ、ハハッ

他作品への伏線

本作はMCUの第一作ということもあって他作品への伏線は控えめです。 コールソンとフューリーが出てくることと、戦略国土調停補強配備局の略称がS.H.I.E.L.D.になったということくらいですね。 あとはローズがウォーマシンをみて『また今度な』とつぶやくところはアイアンマン2につながっていますね。

それでは!!

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