[感想・解説]Xファイル シーズン2 第22話『幼虫』

The Truth Is Out There!! おのまとぺ(゜∀。)です!!

私にとってはとても苦手な虫系のエピソードです汗

  • 監督:ロブ・ボウマン
  • 脚本:クリス・カーター、ハワード・ゴードン
  • 原題:『F. Emasculata』

おのまとぺ的評価

  • おススメ度 ★★★☆☆ 個人的にはまあまあという感じです。
  • グロ度 ★★★★★ 気持ち悪い感染症に虫もたくさん・・・オェェ
  • 謎度 ★★★☆☆ 
  • ホラー度 ★★★☆☆ 感染ってコワい・・・・
  • コミカル度 ☆☆☆☆☆ 
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登場人物(カッコ内は役者名)

  • オズボーン医師(チャールズ・マーティン・スミス):CDCの職員を名乗る医師。 感染症の発生で閉鎖された刑務所の中で作業にあたっている。
  • タピア保安官(ディーン・ノリス):現地の保安官。 本来管轄外であるうえに脱獄捜査の経験もないモルダーとスカリーを目の敵にする。
  • ポール(ジョン・パイパー・ファーガソン):終身刑で収監されていた囚人。 スティーヴとともに脱獄するが、かれから感染症を移されてしまう。
  • スティーヴ(ジョン・テンチ):ポールとともに刑務所を脱走する。 刑務所内ですでに感染していた。
  • アンジェロ・ガーザ(アンジェロ・ヴァッコ):ガソリンスタンドの店員。 スティーヴに殴られ失神した状態で発見される。
  • エリザベス(リンダ・ボイド):スティーヴの恋人。 一人小さな子供がいる。

あらすじ

コスタリカのグアナカステ熱帯雨林で昆虫学者が生物について調査していた。 彼は無数の膿胞ができた動物の死骸を発見する。 この膿胞の中にいた虫を摘出しようと試みたところ、膿胞が破裂し液体が彼の顔に飛び散った。 この学者は翌日膿胞だらけになった死体で発見された。

一方、ヴァージニアの刑務所に収監されていたロバート・トーランスという囚人のもとに、豚の足が入った小包が届けられた。 しかし、彼はこれを開封してから36時間後に死亡した。 同日、この刑務所では2人の終身刑服役囚のポールとスティーヴが洗濯物かごに紛れて脱獄を計っていた。 計画通り脱獄には成功したものの、この洗濯物には死亡したトーランスのものも入っていた。

スキナー副長官の指示で刑務所に赴いたモルダーとスカリーだったが、到着すると刑務所は謎の伝染病の発生のためCDCによって封鎖されていた。 通常FBIは脱獄事件を扱わないことと、感染症について何も情報が下りてきていなかったことからモルダーは捜査命令に疑念を抱く。 そのころ脱獄に成功したポールとスティーヴは車を奪って、スティーヴの恋人の家へと向かっていた。 しかし、ポールの顔には死亡した昆虫学者と同じく大きな膿胞ができていた。

いやー、気持ち悪かったです。 膿胞が膨らんだり縮んだりするのですが、その特殊メイクのリアルさは映画顔負けのクオリティでした。 本当にお金のかかっているシリーズですね。 また、本物の昆虫も多数使われており、虫嫌いの私にはちょっとしんどかったです。

しかし、ストーリーは面白く、刑務所内の感染と脱獄が別々で進み、刑務所内の出来事はスカリー、脱獄囚の追跡はモルダーとそれぞれ違う展開を追っており、スピード感のある作品になっています。 スカリーの感染の可能性がしばらく謎のまま進行するのも緊張感があってよかったですね。 また、全身防護服の科学者たちが感染者をカプセルに入れて問答無用で連れ去ってしまうシーンは、『これぞXファイル』という様な理不尽さと不気味さの同居した演出です。

惜しむらくは何一つ陰謀が解明されず、誰一人正義の鉄槌を下されないまま話が終わってしまうところですね。 Xファイルは作品の性格上、事件が完全に解決されることは基本的にありませんが、誰かしらが処刑されたり、逮捕されたりして多少のカタルシスがあるエピソードもあります。 本作はそう言ったもの一切なく巨悪の待ったすら罰されないまま終わってしまうので、ちょっともやもやしますね。

※ここからネタバレあり

今回はピンク製薬というちょっぴりエッチな感じの社名の製薬会社による陰謀でした。 本来は刑務所という閉じた環境の中であれば外に出る者もなく、感染が広がることもないと考えたのでしょうが脱獄があったのは想定外だったのでしょう。 ピンク製薬の職員のなかで唯一まともだオズボーン医師も感染してしまいますが、正直あれはスカリーのせい・・・汗

症状が進み死の淵にあった脱獄犯のスティーヴはバスの中で人質を取りますが、モルダーから恋人やまだ小さい息子まで感染していると聞かされた時の心情はいかほどだったか想像すると、脱獄した終身刑服役囚とはいえ心が痛みますね。

それでは!!

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