押し寄せる民兵!『13時間 ベンガジの秘密の兵士』感想と解説

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

今回は2012年に実際にベンガジで起こったアメリカ在外公館襲撃事件をもとにした映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』の感想と解説です!!

作品情報

  • 監督:マイケル・ベイ
  • 脚本:チャック・ホーガン
  • 原作:ミッチェル・ザッコフ
  • 原題:『13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi』
  • 公開日:(米)2016年1月12日、(日)劇場未公開

あらすじ

 2012年、リビアの首都ベンガジはカダフィ政権の崩壊によって非常に不安定な情勢となっていた。 さらに2011年反イスラム映画がアメリカで製作されたことによる反発が広がり、9月11日に向けてその熱量は増す一方であった。 アメリカ政府はこの情勢を鑑み大使館から人員を撤退させて、CIAの秘密基地であるアネックスのみを残していた。 しかし、そこにスティーブンス大使が赴任してくることとなり、アネックスの近くにある警備の脆弱な領事館に滞在することとなった。 アネックスにはCIA職員の護衛のために元軍人たちで構成されるGRSというチームが詰めており、大使の滞在する領事館を視察するがそのあまりの手薄さに不安を覚えていた。 その不安は現実のものとなる。 領事館は武装集団によって襲撃されて炎上、大使とその護衛の安否は不明となってしまう。 アネックスにいたGRSは救助を志願するが、CIAのチーフはとりあわなかった。 しびれを切らしたGRSは命令を無視し、大使の救出に向かうがベンガジの町には敵か味方かもわからない武装集団で溢れかえっていた。

キャスト

左からタント、ジャック、ボブ、ティグ、オズ、ソナ、ブーン
  • タイロン・“ロン”・ウッズ(ジェームズ・バッジ・デール):GRSのリーダー。元シールズ。
  • ジャック・“ジャック”・シルバ(ジョン・クラシンスキー):GRS要員。襲撃の直前に着任する。元シールズ。
  • クリス・“タント”・パラント(パブロ・シュレイバー):GRS要員。元陸軍レンジャー。陽気な性格。
  • デイヴ・“ブーン”・ベントン(デヴィッド・デンマン):GRS要員。元海兵隊。
  • マーク・“オズ”・ガイスト(マックス・マーティーニ):GRS要員。元海兵隊。
  • ジョン・“ティグ”・タイジェン(ドミニク・フムザ):GRS要員。元海兵隊。
  • グレン・“バブ”・ドハティ(トビー・スティーブンス):トリポリのGRS幹部。元シールズ。
  • ボブ(デイビッド・コスタビル):CIAチーフ
  • ソナ・ジラーニ(アレクシア・バルリエ):CIA要員
  • ブリット・ヴェイナー(クリストファー・ディングリー):CIA要員
  • アマル(ペイマン・モアディー):通訳
  • クリストファー・スティーブンス(マット・レッシャー):在リビアアメリカ大使
左からアレック、テイブ、ヴィンセント、ウェスリー、スコット
  • デイブ・ユベン(ドミトリアス・グロッセ):大使護衛
  • スコット・ウィックランド(デヴィッド・ジュントーリ):大使護衛。領事館を脱出する際に運転手を務める。
  • アレック(デイビット・ファー):大使護衛
  • ヴィンセント(ケビン・ケント):大使護衛
  • ウェスリー(マイク・モリアーティ):大使護衛
  • ショーン・スミス(クリストファー・ディングリ):大使付きIT専門家
  • ベッキー・シルバ(レン・シュミット):ジャックの妻

感想・解説

 ド迫力の銃撃戦に圧倒されました! 混乱した町の中でどこから撃たれるかわからず、さらに誰が見方かもわからないという最悪の状況のなか、元エリート軍人たちが自ら志願して大使の救出に向かうという熱いストーリーでした。 なお、実際の事件をもとにしていますが、マイケル・ベイ監督作品なのでメッセージ性みたいなものは特にありません(笑) その分、戦闘がメチャクチャド派手です!

 またそんな派手な戦闘に短パンやポロシャツなどかなりラフな格好で挑んでいるところがまた面白いですね(゚∀゚) これは存在が秘匿された非公式部隊であるからで、その他航空支援を受けられなかったり、装甲車や戦闘ヘリに支援してもらえないという不利な要素にもつながっています。 そのあたりが同じ市街戦でも正規部隊の戦闘を描いた『ブラック・ホーク・ダウン』と異なるところです。 また、非正規部隊であるために家族にビデオメッセージを送れたりするところも面白いですね。 『アメリカン・スナイパー』でも戦闘中に衛星電話で奥さんと話すシーンがありましたが、戦場からでもすぐ家族にアクセスできるというところに時代を感じますね~

 日本ではビデオスルーとなってしまいましたが、予算もかかってますし俳優陣の演技もすばらしく内容も楽しめるものでしたので、機会があれば是非ご覧いただきたい作品でした!!

 なお、劇中に登場した銃器について別ブログで紹介しておりますので、ご興味があればどうぞご覧ください。

https://onomatopee.blue/guns-13hours

アラブの春に端を発するリビアの混乱

 2010年代初頭の潮流であったアラブの春に端を発する事件ということで正直日本人にはなじみのない題材ですね。 というのも日本では2011年に東北大震災がありましたのでそれどころではなかったという部分もあります。 簡単に当時の情勢を自分なりに説明させていただきますと、長年リビアの独裁者として君臨していたカダフィ大佐がその座を追われ、リビアという国は大混乱に陥りました。 政権の意向に失敗し、国内は群雄割拠の内戦状態に突入します。 そんな混乱の最中、アメリカで反イスラム映画『イノセンス・オブ・ムスリム』という映画が製作されます。 この内容に激怒したイスラム教徒たちは反米感情を募らせていき、9月11日というイスラム世界とアメリカにとっては因縁深い日がやってきてしまったわけですね。 そんな中でベンガジの領事館に武装した群衆が押し寄せて放火し、大使と外交官が一人が死亡します。 群衆により偶発的な襲撃という見方はされておらず、アルカイダの関与した計画的な襲撃という見方もあるそうです。

リアリティの裏付け!元シールズたちが出演!!

この映画はマイケル・ベイらしい派手な銃撃戦が持ち味ですが、主人公が狙わずに撃った弾で敵がバッタバッタ倒れていく様な”ハリウッド的”なものではなく、元軍人というGRSの面々が硬派な戦い方で敵を倒していきます。 機関銃をドカドカ撃って弾をバラまくのではなく数発ずつ射撃したり、機関銃の騒音に備えて耳栓をしたりとリアルな演出が為されています。 これらのリアルさを裏付けるのが、本物の退役軍人たちの出演です。

左からケニー・シェアード、アンドリュー・アラビート、ケビン・ケント、マイク・モリアーティー、ヨースト・ヤンセンです。 この5人は全員元シールズというモノホンのソルジャーたちです。 あまり目立つ役どころではありませんが、鑑賞の際にはぜひ探してみてください。

それでは!!

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