こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
あれはカッパか!?いやテペト星人だ!!日本伝統の妖怪にそっくりな宇宙人の登場です!!
目次
第41話『水中からの挑戦』
登場怪獣:テペト星人、テペト
登場メカ・兵器:ウルトラホーク1号、3号
脚本:若槻文三
監督:満田かずほ
特殊技術:高野宏一
放送日:1968年7月14日
あらすじ
伊集湖の近くでカッパが現れるとのうわさが流れた。 どこから聞いたかカッパ好きの同好会『日本河童クラブ』の面々がカッパとの遭遇を求めて湖へとやってくる。 彼らは夜に紛れて湖畔を捜索し、ついにカッパをとらえたかと思いきやそれは水中調査を終えて岸に戻っていたダンとフルハシであった。 カッパの情報はウルトラ警備隊にももたらされていたため、調査を行っていたのだった。 落胆する日本河童クラブの面々であったが、林の中でカッパらしき集団に襲われてしまい、逃げ遅れたメンバーの一人が殺害されてしまう。
[広告]キャスト(ゲストのみ)
- 川中(上田忠好):日本河童クラブのメンバー。人一倍河童に情熱を燃やしている。
- 竹村(梅津栄):日本河童クラブのメンバー。『かっぱ』という料理屋を営んでいる。
- 角谷(田浦正巳):日本河童クラブのメンバー。河童宇宙人説を唱えている。
- 藤島玲子(宮川和子):日本河童クラブのメンバー。クラブの紅一点。
- 伊集湖の釣り人(大村千吉):伊集湖で釣りをしていたところ河童を目撃する。
感想・解説(※ネタバレあり)
全体的にコミカルな演出になっています!! しかし、日本河童クラブの竹村が殺害されるという展開はこのエピソードの中では浮いているシリアスなパートだった様に思います。
特撮について
特撮では水中からウルトラホーク3号に発砲しているシーンがスゴイですね! 水の中から弾が飛んでいって水面に煙が流れています。 あとシンプルな手法ですが、闇夜にうごめくテペト星人を早回しで表現していますが、これがあの無機質なマスクと相まって非常に不気味で効果的でした!
テペト対セブンの戦いは基本が水中な上に結構顔まで水に浸かるシーンも多く、かなりデンジャラスな撮影だったんじゃないかと思います(;´Д`) その分迫力のある映像に仕上がってますね!! 最期の水中にアイスラッガーを投げて、効果音だけで切ったところを表現し、後から真っ二つの死体が浮いてくるのは時代劇的な間を感じる粋な演出でした!
ダンとアンヌのデート
劇中でアマギとフルハシにめちゃくちゃ心配を掛けたダンとアンヌはテペトが倒されたあとボートで仲良くデートしながら帰ってきますw にこやかにボートでの航行を楽しむ二人はまるで恋人同士の様ですね! この戦いが終わったあと美女とボートで帰ってくる構成は007の影響もあるんでしょうかね~ BGMもエンディングで使われることの少ないジ・エコーズのULTRASEVENですし、ちょっとそんな感じがしましたw
トリビア・小ネタ
- このエピソードの撮影中の待ち時間に成城のスナック『ファニー』で時間を潰していた石井伊吉さん、ひし美ゆり子さん、森次晃嗣さん、古谷敏さんの4人だったが、石井伊吉さんがそこで飲み過ぎて酔っぱらってしまい、帰り際『シュワッチ』と叫んで2階から飛び降りてしまったとか。 ケガ一つ追わなかったものの、酔いは結構なものでその後の撮影でセリフが言えず、代わりに森次さんがセリフを言うことになった。 これは有名なエピソードで『セブン セブン セブン アンヌ再び・・・』や『別冊映画秘宝 ウルトラセブン研究読本』、『ダンとアンヌとウルトラセブン: ~森次晃嗣・ひし美ゆり子 2人が語る見どころガイド~』など多くの書籍で度々触れられている。
- 撮影は夜間のシーンは砧緑地、湖のシーンは伊豆の一碧湖、神奈川県の津久井湖で行われた。(※1)
出典
※1 小学館文庫『セブン セブン セブン アンヌ再び・・・』ひし美ゆり子P.143より
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