【前のエピソード】第4話『マックス号応答せよ』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です。

今回はウルトラ警備隊の最新鋭の原子力船が忽然と姿を消してしまうエピソードです。

ウルトラセブン 第4話『マックス号応答せよ』

登場怪獣:ゴドラ星人
登場メカ・兵器:ポインター、マックス号、ウルトラホーク1号、ウルトラホーク2号、ウルトラガン

脚本:山田正弘、金城哲夫
監督:満田かずほ(※禾に斉)
特殊技術:有川貞昌

放送日:1967年10月22日

キャスト

  • キリヤマ隊長(中山昭二):地球防衛軍のエースであるウルトラ警備隊の隊長。優しさと威厳をもって隊をまとめ上げている。『何っ!?』が口癖。
  • モロボシ・ダン(森次晃嗣):ウルトラ警備隊の隊員。その正体はウルトラセブンである。ウルトラアイを用いて変身する。
  • フルハシ隊員(石井伊吉):ウルトラ警備隊の隊員で地球防衛軍きっての肉体派。北海道出身。
  • アマギ隊員(古谷敏):ウルトラ警備隊の隊員。名古屋出身。兵器開発に長けており、様々な武器を作り出す。爆弾にトラウマがある。
  • ソガ隊員(阿知波信介):ウルトラ警備隊の隊員。九州出身。射撃の名手。ダンと行動を共にすることが多い。
  • 友里アンヌ隊員(ひし美ゆり子):ウルトラ警備隊の隊員。隊の紅一点。普段はメディカルセンターに勤務している。
  • タケナカ参謀(佐原健二):地球防衛軍極東基地の高官。マックス号に責任者として乗船する。

あらすじ

  北太平洋のある地点で連続して艦船が行方不明となる事件が発生する。 調査のために地球防衛軍の誇る最新鋭艦マックス号が派遣される。 ウルトラ警備隊からはアマギとソガが同行することとなった。 ダンは二人をポインターでマックス号へ送り届けた帰りに、罠にかかってウルトラアイを盗まれてしまう。 一方マックス号も他の艦船同様姿を消してしまう。 これはセブンを変身できなくさせた上で、さらには地球防衛軍がマックス号の捜索のために手薄になることを狙ったゴドラ星人の作戦だったのである。

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感想・解説(ネタバレあり)

 ウルトラセブンでは水を使った特撮はこのエピソードが最初となります! 怪獣エレキングとの闘いも派手で見ごたえのあるエピソードでした!!

ゴドラ星人について

 このゴドラ星人のデザインは本当に秀逸だと思います! 細長い顔の先端の方にちょこんと着けられた光る眼、ベストを着ている様にも見えるオシャレな赤い模様など一度観たら忘れられない見た目ですね~!!(ペガッサ星人とちょっと似てるような気がするのは内緒)

 そしてこのゴドラ星人はなかなかの策士でした。 彼らの作戦は特定の海域で船を行方不明にさせることでマックス号を調査に向かわせて、それも誘拐することで地球防衛軍がその捜索のために戦力を出して地球の防御を手薄にするという寸法です。 しかし、実際には地球防衛軍の戦力を割かせるどころか、ウルトラホーク2号にあっさり見つかってしまいます・・・。 なので実際に捜索に割いた人員は2名のみということになりますね。 ゴドラ星人無念!!

 さてゴドラ星人の特徴ですが、『普段は人間サイズだが巨大化も可能』『人間そっくりに変身可能』『マックス号に複数いる』といったところでしょうか。 特に変身能力は厄介でダンもこの能力のせいでウルトラアイを盗まれ、ウルトラ警備隊も全滅の危機に瀕することになります。 しかし、よくわからなかったのはゴドラ星人の乗ってきた宇宙船はどこにあったんでしょうね? まさか生身で広大な宇宙を飛んできたわけではないでしょうし、どこかに母船があってそれを使って船舶を宇宙に引っ張り上げてたんでしょうから、おそらく近くの軌道にでもいたんじゃないかと思うんですが・・・。 マックス号よりそっちの母船を吹っ飛ば差ないとダメだったんじゃないの?汗

今回はいいところなしのダン・・・その分ほかの隊員が頑張る!

 今回ダンはいいとこなしでしたね(´・ω・`) マックス号に乗ってみたいと子供みたいなことを言ったらアマギ隊員に怒られ、車が故障した美女の手伝いをしてあげようと思ったらブン殴られて失神、うかつにゴドラ星人に詰め寄ったら謎のカプセルに閉じ込められ・・・といった具合です汗 もうちょっとがんばろうぜセブン・・・。

 一方でフルハシはウルトラホーク2号で宇宙空間に漂うマックス号を発見し、アマギは観測用ロケットで時限爆弾の存在を命がけで知らせ、キリヤマ隊長が時限爆弾を解除するなど、ウルトラ警備隊の面々が活躍していました。 ダンがカプセルから脱出できたのもアンヌのくれたお守りのネックレスのおかげですからね! ウルトラガンで撃っちゃいましたけど(;´・ω・) さしものセブンも今回はウルトラ警備隊に助けられた形となりました。

マックス号宇宙へ行く

 宇宙空間を漂っていたマックス号ですが、エピソード最初の方で『この部屋も気密装置になっている』と複線が貼られているんですね~。 だから宇宙空間を漂っていても大丈夫だし、アマギとソガがタケナカ参謀の部屋に入るときも2枚の扉を通っています。 宇宙空間でフルハシがこの部屋に入ってきますが、2枚の扉の間で加圧減圧を行っているんじゃないかと。 また他の乗組員は抵抗したためにゴドラ星人によって宇宙空間へ放り出されてしまったことになっていますので、ほかにもこういった気密の取られた部屋が存在するのかもしれません。 しかし、フルハシ、ソガ、アマギにしてもタケナカ参謀にしても酸素ボンベだけで宇宙空間へ飛び出していける異常体質なので、気密取られてなくても生存できてたかもw

それでは!!

小ネタ・トリビア

  • 本話終盤でキリヤマ隊長とアンヌがセブンのところへ駆けつけるシーンではポインターが2台あるかの様な演出がされているが、撮影用のポインターは実際には一台しかなかった(※1)
  • 満田さんが監督したウルトラ作品としては本話が7番目となる(※2)
  • 本話は主に富士山の麓にある朝霧高原で撮影されている。序盤にダンがゴドラ星人が化けた美女に昏倒させられるシーンも同地で撮られた。(※3)
  • 観測用ロケットを自動運転にせずわざわざ隊員を載せたのはウルトラ警備隊魂の見せ場を作る為(※4)
  • この回ではダンの運転シーンが多かったが、実は当時ダン役の森次晃嗣さんは免許を持っていなかった。そのためポインターをスタッフが後ろから押して動かし、ダンはブレーキだけ踏んで撮影をしていた。(※5)
  • マックス号のミニチュアの撮影は当時砧(きぬた)の東宝スタジオにあった4,000㎡の巨大な特撮用プールで撮影された(※6)
  • 本エピソードのロケ地は山梨県大月(※7)

出典

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