【次のエピソード】第26話『燃えろ栄光』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!

チャンピオンの強さの秘密はペットのトカゲだった!?

ウルトラQ 第26話『燃えろ栄光』

作品情報

登場メカ・兵器:超深海生物アリゲトータス

脚本:千束北男
監督:満田かずほ
特殊技術:的場徹

放送日:1966年6月26日

キャスト

  • 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
  • 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
  • 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
  • 相川(ダイナマイト)ジョー(工藤堅太郎):試合前に予言したとおりの勝ち方をして、勝利を重ねているるボクサー。世界チャンピオン戦を目前に失踪する。
  • 奥井林太郎(武藤英司):ダイナマイトジョーの世界王者挑戦を仕掛けたプロモーター。
  • ビル大山(穂積隆信):マリン・ファンタム・ショーのオーナー。ジョーをショーの道化として受け入れる。 

あらすじ

 ダイナマイトジョーは今最も勢いのあるボクサーだった。 不思議なことに彼はペットのトカゲ『ピーター』の予言通りに毎試合勝利していた。 そして勝利を重ね続けた彼はついに世界チャンピオンへの切符を手にする。 チャンピオンのカンポがジョーの挑戦を受けることになったのである。 世界戦に向け民衆の耳目を集めるジョーだったが、ある日突然ピーターとともに失踪してしまう。 

 

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感想・解説(ネタバレあり)

 変身するペットとボクサーという珍しい組み合わせのエピソードです。 全体的にコミカルな雰囲気でした。 特殊な生物が環境によって姿が変わるというだけで、怪獣ではないためハデなシーンはありません。

 ゲストのジョー役はミラーマンでSGMの隊員を務めた工藤堅太郎さん。 ショーのオーナーには穂積隆信さんが出演されていました。 穂積さんの存在感はすごいですねw 早口で長いセリフを朗々としゃべります。 ピーターに追い掛け回されるところも面白かったです(^^)

 ラストは何も明かされずふわっと終わってしまいます。 その意味を推察してみたいと思うのですが、倒されたジョー対カンポの看板を立て直したということはおそらく試合には出るということなのでしょう。 その後少し笑顔を浮かべながら確かな足取りで歩いていきます。 これは『予言はピーターと共に去ったから試合はどうなるかわからない』ということなのか『ジョーとしての最後を飾るため負けるとわかっても堂々と試合に挑む』ということなのかどちらでも解釈できる気がします。 少なくともピーターの予言に依存せず、自分の意思で行き先を決めたということは間違いありません。 その先のことはこの物語において重要ではないのでしょう。

特撮について

 今回の特撮は派手なものではありませんでしたが、いくつか印象的なものがありました。 ジョーが失踪するシーンでは、ロードワーク中のジョーが突然白いラインで縁取りされ、黒いシルエットになってしまいます。 失踪をこれで表現しているわけですね。 そのシルエットの中に所せましと押しかけた記者たちが映ります。 シーサイドホテルでの取材中にジョーがピーターとの出会いを回想するシーンの合成も面白いですね~。 ジョーの顔だけ残して背景が回想シーンに切り替わり、ピーターが海に飛び込んだのかと思ったらプールに飛び込んだホテルの客で取材のシーンに戻るという演出になっています。 その後の場面切り替えで画面が紙の様にビリビリ破けるのも面白いです(゚∀゚)
 最後の方のピーターが巨大化するシーンの特撮は結構派手でしたね! ピーターがドラム缶を蹴っ飛ばし、ボートハウスが爆発炎上してしまいます。 ちょっと取って付けた感もあるシーンでしたが、特撮班の本領発揮といったところでしょうか。

アリゲトータス?

 今回の登場モンスターはジョーの飼っているペットのアリゲトータス『ピーター君』です。 カメレオンが回りの色に合わせて変化する様に、アリゲトータスは温度に合わせてサイズが変わるという半世紀を経てなお斬新に感じられる設定です! 水の中ではヤモリサイズなのに外に出ると人間が四つん這いになったくらいのサイズに大きくなります。 同時にブサイクにもなります。 甲羅のある蒲田君(シン・ゴジラ)に顔が似ています(笑)

それでは!!

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