こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!
恋人が巨人になったときその愛は変わらずに続くのか・・・!?
第22話『変身』(1966年)
作品情報
登場怪獣:巨人、モルフォ蝶
登場アイテム:熱原子X線
脚本:北沢杏子
監督:梶田興治
特殊技術:川上景司
放送日:1966年5月29日
キャスト
- 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
- 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
- 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
- 一の谷博士(江川宇礼雄):万城目たちに協力している科学者。あらゆる分野の科学に精通している。
- 浩二(野村浩三):あや子の婚約者。モルフォ蝶の毒によって巨人になってしまう。
- あや子(中真千子):浩二の婚約者。浩二とともに蓼科高原をハイキング中にモルフォ蝶を発見する。
あらすじ
長野県の蓼科高原で雪男が現れたという噂が広がる。 この噂はたちまちニュースとなるが、ふみ子は友人の由利子に思いつめた表情で巨人が自分の婚約者の浩二であると告げる。 ふみ子は浩二と蓼科高原へ出かけた際に南米にしかいないはずのモルフォ蝶を見つけ、その毒の影響で浩二が巨大化するところを見ていたというのだ。 恐怖にかられたふみ子は浩二を山に残して逃げ出したがそれを非常に後悔しており、由利子は彼女のために一の谷博士にもとに戻して欲しいと頼み込む。 一の谷博士は熱原子X線を使うことを思いついたが、巨大化して理性を失った浩二が山を下りてきて村に迫っており、もはや一刻の猶予もなかった。
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感想(ネタバレあり)
今回は怪獣ではなく人間が巨大になってしまうというストーリーでした。 また巨大になった理由や戻し方といったSF的な側面よりも、愛する人が巨大になってしまっても愛は続くのかどうかという人間の内面にスポットライトを当てたストーリーでした。
婚約者の苦悩を描く
先述の通り本作はSF的な側面はクローズアップされていないので、人類との闘いなどは描かれておらず、またガジェットについてもサラっと触れる程度になっています。 一方で婚約者の心境に焦点があたっており、事態の解決にもあや子が関わっています。 巨大化した浩二を見捨てて山をおり、町へ戻ったあとは婚約者と別れたことにしてごまかしていたわけですから自分の行いを悔いるのも無理はないでしょう。 しかし、目の前で巨大化したら流石にビビりますよね・・・汗
しかし、ラストでは危険も顧みず鐘楼に上り、浩二の顔の近くから呼びかけることで動きを止め、熱原子X線を照射するチャンスを作りました。 愛は勝つといったところでしょうね。
巨人になっていたとはいえ沼を飲み干すとは・・・
モルフォ蝶の毒に侵されると体が焼け付くように感じ、とにかく水を欲する様です。 また巨大化した後も水を大量に消費する様で、浩二が巨大化した場所にある沼はそのために干上がってしまいました。 巨大化している間はきっと体も強靭になるでしょうから問題なかったのかもしれませんが、沼の水は細菌や寄生虫の天国だと思うので、人間サイズに戻る前にすべて消化が終わっていたことを願って止みません・・・。 せっかくもとに戻っても体が病気では勿体ないですからね汗
キャストについて
今回巨人を演じた野村浩三さんは『大怪獣バラン』で主演を務めた俳優さんです。 東宝特撮映画をはじめ、ウルトラシリーズではウルトラセブン第19話『プロジェクト・ブルー』、帰ってきたウルトラマン第36話『夜を蹴散ちらせ』に出演されています。
ふみ子役の中真千子さんは東宝特撮では『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』、ウルトラシリーズではウルトラセブン第2話『緑の恐怖』、ウルトラマンティガ第36話『時空(とき)を超えた微笑(ほほえみ)』に出演されている女優さんです。
それでは!!