【前のエピソード】第11話『バルンガ』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!

謎の風船生物がすべてのエネルギーを食い尽くす!!

ウルトラQ 第11話『バルンガ』

作品情報

登場怪獣:バルンガ

脚本:虎見邦男
監督:野長瀬三摩地
特殊技術:川上景司

放送日:1966年3月13日

キャスト

  • 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
  • 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
  • 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
  • 奈良丸明彦(青野平義):年配の科学者。かつてバルンガの研究を学会に発表するも相手にされず姿を消していた。サタン1号のパイロットは息子だった。

あらすじ

 地球に帰還中だったサタン1号の燃料が突然空になり、パイロットの『風船だ』という通信を最後に地球へと墜落する事故が発生する。 その後東京の上空に風船状の怪物が現れ、大都市圏のありとあらゆるエネルギーを吸収し始める。 この宇宙生物はサタン1号に付着し地球へとやってきたのだった。 エネルギーを吸収するたびに大きくなるこの怪物の対策として東京の電気をすべてストップするが、電気のなくなった街は大混乱に陥ってしまう。

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感想(ネタバレあり)

 シリアスなエピソードでした。 また一平が作中で最大のピンチに陥ります。

エネルギーを大量消費する現代社会への警鐘か

 ウルトラQが放映されていた1960年代は公害との戦いの時代でもありました。 光化学スモッグの警報はしょっちゅう鳴り響き、車は黒煙を上げながらそこら中を走り回っていました。 しかし、高度成長期の波にのって大都市はさらに巨大に成長し、多くの人々が自分たちの文明の行く先を気にしたんじゃないかと思います。 今回登場したバルンガに目を向ければエネルギーを食って成長していくという点で大都市にそっくりです。 自然をむしばんで肥大化していく人類は地球にとってはバルンガと同じだったのかもしれませんね。

キャストについて

 3度ほど登場する看護師を演じているのは記平佳枝さんです。 多くの東宝映画に出演した女優さんで、初代ゴジラにも出演されました。

 対策本部に押し掛けた記者の一人はウルトラセブンにてウルトラ警備隊の通信員であるウエノ隊員役を演じた勝部義夫さんが演じています。 ウルトラQでは他に2エピソードで毎日新報の記者を演じていますが、このエピソードでは東都新聞の記者とクレジットされています。 転職したんでしょうか?笑

 他の記者を演じていた橘正晃さんは初代ゴジラの放送塔で最後まで実況していたアナウンサー役の俳優さんです。 この方もウルトラQで他に2エピソード出演されています。

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