こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!
またまたガラモンが登場です!! しかも今回は仲間が何匹も!!
第16話『ガラモンの逆襲』(1966年)
作品情報
登場怪獣:隕石怪獣ガラモン、宇宙怪人セミ人間
登場メカ・兵器:電子頭脳、リモコン、拳銃
脚本:金城哲夫
監督:野長瀬三摩地
特殊技術:的場徹
放送日:1966年4月17日
キャスト
- 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
- 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
- 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
- 花沢主任(平田昭彦):電波監視所の主任。ガラダマの発する怪電波を観測し、万城目たちとともに追跡する。
- 遊星人Q(義那道夫):人間の姿に化けた遊星人で金庫に保管されていたガラダマを盗み出す。
- 牛山(沼田暘一):トラックドライバー。遊星人Qを東京から乗せるが、途中でトラックを奪われてしまう。
- 東南大学・警備員(佐田豊):東南大学で警備中に電子頭脳が金庫からひとりでに出ていくところを目撃する。
あらすじ
かつて日本へ飛来しガラモンを操っていた電子頭脳が、厳重に保管された金庫から『逃走』した。 その後東京へいくつも巨大なガラダマが落下し、その中からガラモンが出現する。 遊星人はまだ地球の侵略をあきらめていなかったのだ。 地球に潜入し電子頭脳を盗み出した遊星人Qは電子頭脳をどこかへ運ぶためトラックを奪う。 万城目たちは電子頭脳の発する怪電波を追ってヘリで追跡を開始する。 複数のガラモンが東京を襲うという未曽有の事態を止めることができるのか?
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感想(ネタバレあり)
以前一体でも大騒ぎだったガラモンが多数地球に降ってきます!! しかも今回は山奥のダムではなく東京!! ウルトラQ屈指の一大事でした!!
どういうわけだか同じ轍を踏んでしまう遊星人
前回は電子頭脳の電波をシャットされてしまったことで作戦が失敗した遊星人ですが、それであきらめるような根性なしではなかった様です。 今回は何と複数のガラモンを直接東京に降下させるというより本格的な侵攻計画に切り替えてきました。
しかし、どういうわけだかそのガラモンを操るコントローラーはまた電子頭脳一つだけで、しかも前回使ったものをまた使いまわすというなかなかエコノミーモードな計画です。 SDGsか?それとも予算がつかないのか?疑問は尽きませんが前回と全く同じことをしてしまったので、前回と同じように電波を遮られてガラモンが複数犠牲になりました。 頭がいいのか悪いのかよくわからないぞセミ型宇宙人!!
嗚呼、末端の悲哀・・・
遊星人Qは容姿端麗な人間の姿に化けて工作活動を行いました。 その見た目に関してはトラックドライバーの牛山も『女なら美人』と言わしめるほどのものでしたが、その正体はなかなか強烈な見た目のセミ型宇宙人でした。 バルタン星人に通底するものを感じるデザインですね。
この遊星人Qは金庫から盗み出した電子頭脳を自分たちの円盤が隠れている湖に運ぶためトラックを奪って移動していましたが、結局万城目たちの働きによってあとちょっとのところで阻止されてしまいます。 牛山に後ろから拳銃で撃たれその正体を現しますが、『失敗した工作員』であるQは円盤からの光線によって炎上し容赦なく抹殺されてしまいます。
Qは容姿こそ地球人になっているものの、敵地で警備の厳重な金庫から電子頭脳を盗み出し、移動手段も現地調達というなかなかハードなミッションを課されていました。 それでも失敗すればトカゲのしっぽの様に切り落とされてしまうわけです。 なんか初代ウルトラマンのダダ星人を思い出させる悲哀を感じます・・・R.I.P 遊星人Q・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
キャストについて
今回の注目キャストは何といっても平田昭彦さんです! 特撮の歴史を語る上で佐原健二さんと並んで欠かせない名優ですね! 端正な顔立ちから博士役がよく似合い、ゴジラとゼットンという強力な怪獣を始末した日本最強の俳優さんです笑 また『暗黒街の顔役』では鶴田浩二さんと義兄弟の役どころを演じており、ヤクザといっても粗暴な感じではなく知性を漂わせた雰囲気がとてもハマっていました。
トラック運転手を演じた佐沼田暘一さんは新東宝で丹波哲郎さんや天地茂さんらと悪役を多く演じた俳優さんで、特撮作品では『マイティジャック』『ミラーマン』などに出演されています。
警備員役の佐田豊さんは特撮作品ではゴジラシリーズや変身人間シリーズに出演されています。 またウルトラシリーズではウルトラマン第29話『地底への挑戦』、ウルトラセブン第7話『宇宙囚人303』に出演されています。
それでは!!