こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です。

南隊員が太平洋上で行方不明に!!怪獣ソナーの行方は!?

帰ってきたウルトラマン第9話『怪獣島SOS』

登場怪獣:ダンガー
登場メカ・兵器:マットアロー1号、2号、マットジャイロ、マットシュート、怪獣ソナー

脚本:伊上勝
監督:本多猪四郎
特殊技術:高野宏一

放送日:1971年5月28日

キャスト

  • 郷秀樹(団次郎):MATの隊員。ピンチに陥るとウルトラマンに変身し、人類の敵と戦う。
  • 加藤勝一郎(塚本信夫)MATの隊長。部下思いで温和な隊長。郷に入隊を勧めた。
  • 南猛(池田駿介):MATの隊員。柔道と射撃の名手で郷の兄貴分。かつてイジメられっ子だった。
  • 岸田文夫(西田健):MATの隊員。射撃の名手で兵器の開発を得意とする。
  • 上野一平(三井恒):MATの隊員。熱血漢であり感情が先立ってしまうこともある。
  • 丘ユリ子(葛木美加):MAT唯一の女性隊員。主にオペレーターを担当している。
  • 坂田アキ(榊原るみ):坂田家の長女。郷とは実質恋人である。
  • 坂田次郎(川口英樹):坂田家の末っ子で郷に懐いている。

あらすじ

 次郎君の誕生日祝いのための休暇を明日に控えた郷に、最新装置『怪獣ソナー』の受領のためNYへ行く様に命令が下る。 南は休暇が延期となって落胆する郷の心情を慮って隊長に無断でNYへと向かった。 無事怪獣ソナーを手に入れた南だったが、帰路で乱気流につかまり太平洋に浮かぶ島へと不時着する。 その島にたまたま滞在していた調査隊に助けられた南は、島を調べるうちに洞窟の中で眠る怪獣を発見する。 怪獣を何とか洞窟に封じ込めようとするが、墜落時の傷が原因で破傷風にかかっていた南は高熱を発して倒れてしまう。 一方の郷は次郎らとともにピクニックに出かけていたが、南隊員が行方不明との報を聞きすぐさまMAT本部へと向かった。 

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感想・解説(ネタバレあり)

 今回は次郎君の誕生日を祝いたい郷のために南隊員が代理で任務をこなし、その最中に太平洋上の島へ不時着して眠っている怪獣に遭遇するというエピソードでした。 エピソードとしては特筆すべき点はあまりなかったように思います。 加えて次郎君の誕生日とマットアローの模型、怪獣ソナー、乱気流と不時着、太平洋の島と調査隊、怪獣のような鳴き声と地震など様々なプロットを盛り込みすぎており、かなりとっ散らかった印象をうけました。

あまり必要性を感じないプロット

 冒頭の次郎君の誕生日にまつわる話は南隊員が代理でニューヨークへ向かう動機付けとして機能しており、また『子供の誕生日のため』という理由自体もウルトラシリーズとしては妥当なものだと思います。 しかし、怪獣ソナーを取りに行くという任務の目的はあまり必要性がなかったと思いますね。 この怪獣ソナーは劇中でとても大事なものであると念を入れて説明されていたのでマクガフィンとして機能するのかと思いきや、捜索に出る隊員たちからは全く言及されず、島に到着したのちもすぐ近くにいたダンガーを地震発生まで探知できないという残念な性能であることも露呈しています。 しかも映像を見る限りではソナーがなかったとしても目視で発見できる距離でしたもんね・・・汗

 また乱気流で不時着というのもちょっとどうかと思います。 ウルトラセブンであれば怪獣ソナーを狙う宇宙人によって撃墜もしくは誘拐されるというプロットになっていたでしょう。 しかし、今回の敵怪獣であるダンガーはマットアローが墜落するときも寝てました笑 なんか乱気流で墜落しちゃうMATの戦闘機なんてちょっと悲しいじゃないですか。

 あと謎の島に不時着して調査隊に助けられるというところまではいいのですが、この島にたまたま怪獣がいて、たまたま風の音が怪獣の鳴き声に聞こえて、たまたま最近地震が頻発していたなんて天文学的数字の確立でしか起こりえないような偶然が重なる設定はいかがなものかと・・・。 この3つのプロットって全然リンクしてないんですよね汗 怪獣が地震を起こしていたとか、風の音かと思ったら怪獣の寝息だったとか何かしらの必然性というかプロット間のつながりが欲しかったところです。

MATのマシーンの特撮がアツい!!

 ストーリーについてはいろいろ不満があったものの、今回は特撮シーンが非常にアツかったです。 特にMATの航空機が分解整備されているシーンでは、マットアロー1号2号とマットジャイロが大量に登場し、分解されている状態も映されていました。 また分解されたマットアローの機種の部分にアンテナが設けられており、ちゃんとレーダーが搭載されていることが分かります。 取り外された機種部分がレドームとしての機能を持っていることがわかるなかなかマニアックなシーンでした。

それでは!!



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