こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
今回はシーズン1の5つ目のエピソードです! 今回はアメリカ合衆国ニュージャージー州を舞台にした人食い野人の話です( ゚д゚)
目次
Xファイル シーズン1 第5話『ジャージー・デビル』
- 監督:ジョー・ナポリターノ
- 脚本:クリス・カーター
- 原題:『Jersey Devil』
おのまとぺ的評価
- おススメ度 ★★☆☆☆ そんなに好きなエピソードではないかな・・・
- グロ度 ★★☆☆☆ そんなにグロくはありません
- 謎度 ★★★☆☆ 彼らは一体どのように生活してきたのでしょうか?
- ホラー度 ★★★☆☆ 森や暗闇で襲われるのは怖いですね
- コミカル度 ★☆☆☆☆ モルダーとスカリーが軽く冗談を言う程度です
登場人物
- トーマス・トムソン(ウェイン・ティピット):アトランティックシティの刑事。 町の観光業が打撃を受けることを恐れ、モルダーたちの捜査を妨害する。
- ピーター・ブール(マイケル・マクレイ):ベテランの森林警備隊。 モルダーの捜査に協力する。
- ダイアモンド博士(グレゴリー・シエラ):メリーランド大学の人類学者。
あらすじ
ニュージャージー州アトランティックシティの森で右腕の無いホームレスの死体が発見された。 しかもその右腕は人間によって嚙み切られたものであった。 この話を聞いたスカリーは世間話程度でモルダーに伝えるが、1947年に同様のケースがあったことを知っていたモルダーは早速調査に乗り出す。
感想
ミソロジーに関わらない一話完結型のエピソードでしたが、Xファイルシリーズの定番ともいえる様な要素が詰め込まれたエピソードでした。
ストーリー上のプロットでいくと類似した過去の事件があること、現地警察が非協力的であること、森林警備隊がヒントを握っていること、すっきりとは終わらせない不気味なラストなどXファイル頻出の要素が詰まっていますね。
またモルダーとスカリーという人物像が分かる様なシーンも織り込まれていました。 モルダーについては、スカリーから聞いた噂話レベルの事件でもすぐ調査に乗り出すフットワークの軽さ、そして捜査のためならホームレスのねぐらででも一晩過ごす熱意、専門家である人類学者相手でも引き下がらず持論をぶつけていく勢いなど、モルダーというキャラクターが良く描かれていたと思います。 さらにスカリーから休暇の取得を勧められても全く意に介さない、いわば仕事人間であることもしっかり表現されていました。
スカリーについては恋愛要素という普段あまり見かけない側面も描かれていました。
※以下ネタバレあり
今回ジャージー・デビルと呼ばれた野人は結局骨格的には普通の人間と変わらないという結論になっています。 果たして彼らはどのように生まれてどのように生活してきたのか?という謎が残ります。 もしかしたら片方は子供の時にさらわれて野人に育てられた人間なのかもしれませんね。
今回の現地の警察は特に非協力的です。 前話の『導管』でも非協力的な現地の保安官が登場しますが、シリーズ通してこういったケースは時折登場します。 日本人にはなじみがありませんが、州をまたぐ事件や重大な事件でない限り基本的には現地警察の管轄であり、FBIは操作に加わることができないそうです。(この点については映画『ウインド・リバー』でも触れられていました。) 現地警察にしてみればFBIはよそ者ですから管轄権を持っていかれるのは気持ちのいいものではないでしょう。 また今回のエピソードに関しては、『野人なんかが発見されては町の観光業に悪影響がでる』ということでかなり敵対的な態度を取ってきます。 結局この刑事が女性野人を射殺してしまうわけですが、危険な存在であったとはいえ丸腰の全裸女性を射殺してしまったワケなので何かしらの処分が下るのでしょう。 しかし、ネッシーでネス湖が有名になった様に野人伝説であればちょっとした町おこしになりそうな気もします。 でも流石に人食いはまずいか・・・。
というわけで、今回の総評ですが、自分としてはそんなに好きなエピソードではありません。 野人というテーマはいささか小品ですし、非協力的な警察という存在も今回はちょっと度が過ぎている感じがして不愉快でした。 モルダーとスカリーのキャラクターの掘り下げという点は評価できますが、あくまでXファイルのエピソードとしてみた時、あまり見どころは無い一本だったんじゃないかと思います。
それでは!!