【映画レビュー】『12モンキーズ』(1995)

こんばんは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
本日テリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』(DVD)を観ました。
で、感想なんですが・・・自分的にはイマイチでした(゚Д゚;)

テリー・ギリアム監督といえば『Dr.パルナサスの鏡』が記憶に新しいですが、こちらもあまりいい評判は聞こえてきませんでしたね。 私も同作を観ましたが、正直苦手でした(´-д-;`) なんていうかこう映像もストーリーも個性的過ぎて食傷気味だったんだよな~;; この『12モンキーズ』も同じような感じで消化不良でした・・・。

ただ、途中主人公が現実と妄想の狭間で混乱するシーンがあるのですが、そこは『現実と妄想』『未来と過去』といったいくつかの対立軸をうまく織り交ぜ、観ているこっちもだんだん主人公を疑い始めてしまう様な観る者を引きずり込む見事な描写だったと思います。

あと、ブラピのイカれた演技もかなりイカしてますw 『ダークナイト』のヒース・レジャーに比肩するくらいのイカれ具合でした。

でも、あとはあんまりいいと思えるところがなかったんだなー・・・。 不運だったのは、この『12モンキーズ』が公開された1996年は、ちょうど『アウトブレイク』が公開されてヒットした年でだったことです。 『12モンキーズ』も『病原体』『猿』というキーワードが共通していたので、ちょっと便乗を狙った感じの予告編でした。 なんかやつらがやってくる!』とかいう売り文句で、『SFアクションサスペンスですよ!娯楽大作ですよ!』という感じの編集がなされていました。 たぶんあれを観て勘違いして映画館に行ってしまった人も多かったんじゃなかろうか。 そりゃ期待値と実際の映画が異なってしまうわけですから、レビューも必然的に低評価になってしまいますよね。 こればっかりは作品のせいじゃない汗 実際テリー・ギリアム作品自体が一般受けする様なタイプの映画ではありませんので、『アウトブレイク』が好きな人がみ観に行ったら『あれ~!?』っとなったでしょうね。

実際に本作を評価する声をネットで見てみると、『観客に結末を想像させるこの終わり方がすばらしい』とか『観客の想像力に訴えかける名画』といった評価が散見されました。 そういう映画って往々にして一般ウケしないんだよね~

だから公開当時のブルース・ウィリスとかブラピを押しまくっていたコマーシャルはかなり大間違いだったんじゃないかと思いましたよ。うん。 きっと好きな人は好きなんだろうし、私みたいな一般向けの作品が好きな人間は面白くないだろうから、もっと売り出し方を考えれば評価はもっと良かったんじゃないかと思います。  

とりあえず『スターウォーズ』とかそういう大作系SFが好きな人は見ないほうがいいでしょうね。 では、また( ・ω・)ノ゙

 
 
 

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