【前のエピソード】第18話『虹の卵』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!

怪獣が現れて、子供たちが放射性物質を運ぶ!?

第18話『虹の卵』(1966年)

作品情報

登場怪獣:地底怪獣パゴス
登場メカ・兵器:ネオニュートロンミサイル

脚本:山田正弘
監督:飯島敏宏
特殊技術:有川貞昌

放送日:1966年5月1日

キャスト

  • 万城目淳(佐原健二):星川航空のパイロット。正義感が強く人を助けるために命をかけることもある。
  • 江戸川由利子(桜井浩子):毎朝新報のカメラマン。上司から厚い信頼を置かれており、万城目とコンビを組んで事件を追う。
  • 戸川一平(西條康彦):星川航空の見習いパイロット。いつも万城目や由利子にからかわれている。
  • 糸魚川博士(城所英雄):中性子研究の世界的権威。パゴスの吐く光線が金色に見えるとを報告した。
  • トラック運転手(宮川洋一):濃縮ウランを運搬していたトラックの運転手。パゴスに襲われ病院へと搬送された。
  • おばあちゃん(春江ふかみ):足が不自由な老婆。たんぽぽ団の子供たちに慕われている。

あらすじ

 濃縮ウランを運ぶトラックが山から現れた怪獣に襲われた。 怪獣はパゴスといい数年前にも北京へ現れ原子力発電所を襲っていた。 パゴスに襲われた衝撃でウランを収納したカプセルは衝撃で落下し、パゴスはそれを見失ったのか地中へと姿を消した。 一方近くに住まう子供たちが結成したたんぽぽ団は、見つけると願い事がかなうという虹の卵を探していた。 ウラン収納カプセルは銀色の卵型をしており、たんぽぽ団のリーダーの少女・ピー子はこれこそが虹の卵だと勘違いしてしまい、カプセルを引きずりながらおばあちゃんのもとへと運び始める。 しかし、その途中で放射性物質を求めていたパゴスが地中から姿をあらわし、少女のもとへと迫っていた。

 

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感想(ネタバレあり)

 放射性物質を食べ、怪光線を吐く危険極まりない怪獣パゴスが登場しました。 怪獣と子供たちの冒険を虹というキーワードで結び付けた、夢のあるストーリーになっています。 脚本の山田正弘さんはこのエピソードの他に『育てよカメ!』『鳥を見た』『カネゴンの繭』などの子供たちを主役に据えた夢のあるストーリーを手掛けています。 これら3作品は中川晴之助監督とのタッグでしたが、今回は飯島敏宏監督と組んでいますね。

虹の卵は子供たちの心の中に

 おばあちゃんが大好きな子供たちは、足が悪くなったおばあちゃんとまた一緒にイチゴ狩りへ行くため、願いをかなえてくれるという虹の卵を探します。 しかし、劇中で明かされたとおり虹の卵というのは虹を見た子供たちの心の中に生まれる美しい卵のことで、実際に存在するわけではありません。 

 ところが子供たちは虹の卵が本当に存在すると信じて探しに行き、山中で見つけた濃縮ウランの容器をそれと信じて持ってきてしまいます汗 

 しかし、目の前に怪獣が現れているというのに逃げる友達をひっ捕まえてまで卵を探させようとするたんぽぽ団のリーダー・ピー子の執着心にはちょっと異常なものを感じずにはいられませんね・・・笑

ギリシャのソフィスト・・・じゃなくてパゴス

 今回登場するパゴスは以前北京に現れて原子力発電所のウランをおいしくいただいて姿を消していたそうです。 しかも分子構造破壊光線というとんでもない光線を吐くそうで・・・それって要は強力な放射線ってことでは!?((((;゚Д゚))))ガクブル このことについてはシン・ウルトラマンでも少し触れられています。

パゴスの着ぐるみについて

 パゴスの着ぐるみはもともと『フランケンシュタイン対地底怪獣』に登場したバラゴンの着ぐるみを改造したものです。

 上の画像で持ち上げられているのがバラゴンです。 パゴスとは見た目の印象がだいぶ異なりますね~ 東宝からレンタルしてかなり改造されたんでしょうね! パゴスの中にはパラゴンと同じく中島春雄さんが入っているので、スーツの着心地はバッチリだったんじゃないでしょうか? パラゴンからパゴスになった着ぐるみは、その後ネロンガ➡ガボラと改造されたのちに東宝へ返却され、再びパラゴンになったそうです。 昭和の頃にここまで再利用しつくすとは、SDGs先取りですなぁ笑

それでは!!

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