Truth is out there!!
こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
ある日目覚めると刑務所に入れられていた!!覚えのない殺人の罪で収監されていた男のお話です!!
あの『ターミネーター2』に出演していた二人が共演!!
目次
Xファイル シーズン8 第6話『レッドラム』作品情報
- 監督:ピーター・マーキー
- 脚本:スティーヴン・マエダ、ダニエル・アーキン
- 原題:『Redrum』
おのまとぺ的評価
- おススメ度 ★★★★☆ 時間が逆行していく展開がおもしろいです!
- グロ度 ★★☆☆☆ 遺体と血が少しだけ映ります。
- 謎度 ★★★★☆ 一体彼にチャンスを与えた存在は何者だったのか・・・。
- ホラー度 ★★☆☆☆ 超常現象ではありますが、基本的には謎解きがメインです。
- コミカル度 ★☆☆☆☆ シリアスなエピソードです。
登場人物
- ダナ・スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン):FBIの特別捜査官。 医師の資格を持っている。 モルダーの相棒。
- ジョン・ドゲット捜査官(ロバート・パトリック) :海兵隊、ニューヨーク市警を経てFBIに移ってきた捜査官。 失踪したモルダーと入れ替わりでXファイル課に配属される。
- マーティン・ウェルズ(ジョー・モートン):ボルティモア在住の検事。 ある日目覚めると覚えのない妻殺害容疑で拘留されていた。
- ヴィッキー・ウェルズ(アン・マリー・ジョンソン):マーティンの妻で数日前に自宅で殺害されてしまう。
- シーザー・オカンポ(ダニー・トレホ):殺人から麻薬までなんでもありの悪党。 弟に無実の罪を着せたマーティンを恨んでいる。
- ジャネット・ウィルソン(ベラミー・ヤング):マーティンの弁護を担当する刑事弁護士。
あらすじ
マーティン・ウェルズは目覚めると拘置所にいた。 彼は記憶をなくしており、なぜ自分が拘置所にいるのかすらわからず、頬には覚えのないキズもあった。 他の拘置所へ移送するため防弾チョッキを着せられた彼は通路を歩いていく。 その途中で友人のドゲットを見かけてなぜこんなことになっているのか聞くが答えはなかった。 扉が開かれ移送者へと歩く途中、群衆の中に義理の父を見つけ助けを求めるが、彼は銃を抜きマーティンに発砲する。 銃弾に倒れたマーティンは、薄れゆく意識の中で駆け付けたスカリーの腕時計が逆行していくのを目にする。 そして、再びマーティンは拘置所で目が覚める。 しかし、彼が目覚めたのは彼が殺される前日であった。
感想・解説(※ネタバレあり)
今回は記憶にない妻殺しの罪で拘留されていた男が時間を逆行しながら謎を解き明かしていくエピソードでした。
フィクションでは定番となった『やり直し』
時間が遡行したり、同じ時間がループして何度も同じことを経験したり、といったストーリーは結構フィクションでも見られるようになって久しいですね。 遡行ものだと原作ジョナサン、監督クリストファーのノーラン兄弟による映画『メメント』が代表的です。 というかこれしか知らない笑 ループものはかなり多くの作品が作られており、映画では『ハッピーデスデイ』『ミッション:8ミニッツ』、アニメだと『ひぐらしの鳴く頃に』やマイナーな作品ですが個人的に好きな『ゼーガペイン』など枚挙に暇がありません。 特に日本のサブカルとは相性がいいみたいでアニメとライトノベルでは作品が多いようです。
Xファイルでは『月曜日の朝』がループものになっています。
逆行していく時間とそれぞれの日に起こったこと
12月8日(金):拘置所で目覚め、移送される際に義理の父アルに射殺される。
12月7日(木):妻が殺されたことを知る。保釈審理が行われる。事件の記憶を断片的に取り戻す。マーティンのもとを娘たちが訪れる。家に仕掛けてあったビデオカメラの映像を弁護士とともに確認する。
12月6日(水):ジャネット・ウィルソン弁護士を初めて紹介される。拘置所の運動場でシーザー・オカンポに頬を切られる。スカリーと初めて会う。独房で証拠を調べ直す中でさらに事件の記憶を取り戻し、シーザーが犯人であることを思い出す。
12月5日(火):ドゲットの家で目覚める。ドゲットにシーザーの特長を伝え、捜索を依頼する。自宅へ戻り、ドゲットとカメラの映像を確認する。トゥリナ・ガルベス邸でシーザーを捕まえる。だが、シーザーの犯行を裏付ける証拠がなく、結局マーティンが逮捕されてしまう。
12月4日(月):妻殺害の前に起きる。 ドゲットに強力を求め、自宅に警察を送ってもらう。 事件の発生時刻が以前の現実とはズレており、マーティンが自宅に戻るとまだヴィッキーは自宅におらず、シーザーも現れていなかった。 ヴィッキーが帰宅しマーティンと二人だけでいると、シーザーが現れ二人を襲撃する。 しかし、ドゲットが駆けつけシーザーを射殺する。
シーザー・オカンポの動機
マーティンとドゲットは12月5日にシーザー・オカンポを逮捕しますが、マーティンはシーザーという人間を起訴した記憶はありませんでした。 それもそのはず、シーザーは弟のヘクター・オカンポを起訴したことを恨んで凶行に及びました。 さらにシーザーはその際にマーティンが被告側に有利な証拠を隠したという事実を突きつけます。 マーティンはこのことに覚えがあったため、シーザーが犯行を認める代わりにヘクターの減刑を申し出るという取引を持ち掛けます。 しかし、ヘクターはすでに自ら命を絶っていました。 ヘクターは麻薬の売人稼業から足を洗って出直そうとしていたところだったので、シーザーの恨みも大きなものになったのでしょうね。
結局何をやり直させたかったのか
このストーリーは、妻殺しの容疑を晴らすことが当初の目的として描かれていますが、時間の遡行が進むにつれ妻殺害自体の阻止に目的が変わります。 そして月曜まで遡ってシーザーの凶行が阻止され、めでたしめでたし。
とはいきませんでした、たとえ時間を遡って妻殺害を阻止できたとしても、マーティンが証拠を握りつぶしたというさらに過去に起こった事実は変わりません。 彼は無辜の人間を一人自殺に追い込んだという罪を背負い続けています。 よって物語のラストで彼は結局拘置所か刑務所に入れられています。 結局時間の遡行を起こした超常的な存在は妻の殺害の阻止というより、この罪と向き合わせるためにこそ時間を遡行させたのではないかとさえ思えます。
トリビア
- ゲストのジョー・モートンとドゲット役のロバート・パトリックは『ターミネーター2』で共演している。 ジョー・モートンはサイバーダイン社の研究員のマイルズ・ダイソン、ロバート・パトリックは液体金属型のアンドロイドである『T1000』を演じていた。
- タイトルのレッドラムをアルファベットで記述するとredrumとなり、反対から読むとmurder(殺人)となる。 時間を遡行する主人公と掛けている。
それでは!!
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