Truth is out there!!
こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
動物園から動物たちが連れ去られ、そして透明になって帰ってきた!?
目次
Xファイル シーズン2 第18話『恐怖の均整』作品情報
- 監督:キム・マナーズ
- 脚本:ジェームス・ホイットモア・ジュニア
- 原題:『Fearful Symmetry』
おのまとぺ的評価
- おススメ度 ★★☆☆☆ あんまりスッキリしないお話でした
- グロ度 ★★★★☆ 動物の死体の解剖はちょっとグロいです
- 謎度 ★★★☆☆ 結局何者がなんのためにやっていたのか・・・
- ホラー度 ★★★☆☆ ホラーって感じではないですね~
- コミカル度 ★★☆☆☆ シリアス路線です。ローンガンメンが登場しますので★をちょっとプラス。
登場人物
- フォックス・モルダー捜査官(デビッド・ドゥコブニー):FBIの特別捜査官。 局内では変人扱いされているが、非常に優秀な捜査官。
- ダナ・スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン):FBIの特別捜査官。 医師の資格を持っている。 モルダーの相棒。
- ウィラ・アンブローズ(ジェイン・アトキンソン):動物園の責任者。 かつて保護したゴリラのソフィーに手話を教えている。
- エド・ミーチャム(ジャック・レイダー):動物園の飼育員。 古く苛烈な方法で飼育を行っていたため、ウィラと対立している。
- カイル・ラング(ランス・ゲスト):動物保護団体のリーダー。 モルダーとスカリーに色々な情報を提供する。
あらすじ
アイダホ州フェアフィールド、深夜にビルの清掃をしていた親子は謎の振動を感じ、窓から外の様子をうかがっていた。 振動は徐々に強くなり、ついに窓ガラスが割れる。 さらに見えない巨大な何かが通過していったかのように振動は遠ざかり、道路に止められていた車が潰されていった。 翌日少し離れたところで象が発見される。 この像は近くの動物園から忽然と姿を消したものだった。 さらに同じ動物園からトラが脱走し人間を殺害する事件も起こる。 動物の遺体を検視したスカリーは、脱走した動物たちに妊娠の兆候が見られることを発見する。 しかし、この動物園では繁殖活動は行われていなかったのだ。
感想・解説(※ネタバレあり)
目に見えない象が街を破壊し、トラが人を食い、ゴリラが暴れだす!!
テーマは崇高だけど・・・
このエピソードは動物の権利と人間のエゴという大きなテーマを扱っています。 そのテーマを『動物の扱いが悪いエド』というわかりやすい恨まれ役と『ソフィーを大切に思うがゆえに葛藤を抱えるウィラ』という視聴者の共感を呼びつつもエゴのある役、そして『最も動物側に振りきれたカイル・ラング』という立場の違う3人の人物を登場させることによって、視聴者側の倫理観に疑問を投げかける人物構成になっています。 私自身も『カイルのいうこともわかるけど、今更野生に返せるのかな~』とか色々考えさせられました。 ラングは最も動物に優しい人物のようにも思えますが、動物を自然のままにするということは弱肉強食の摂理をも受け入れるということなので、優しいかどうかについてはちょっと疑問がありますよね。
そんなわけで動物の権利について視聴者にメッセージを投げかける内容ではあったのですが、果たしてそれはXファイルでやることなのか?というのが見終わった後の感想でした。 Xファイルは月刊ムー的な陰謀や都市伝説、怪談の類を扱うことで人気を博したドラマであり、特にその中でも宇宙人は最大のテーマのはずです。 今回の事件なんて宇宙人関与をにおわせる描写がいくつもあったのに、モルダーがいつもにくらべて全然盛り上がってない!! 通常だったら事件が解決しても宇宙人関与の証拠見つけるまで僕はがんばるんだーっ!!なんてワガママを言うのに、今回は『宇宙人が動物を保護したのかもしれんね』みたいなことを言ってさわやかに車で走り去ります汗 あのスプーキーモルダーにあってそれは絶対におかしいですよ!!笑
というわけでXファイルの至上命題ともいえる宇宙人ものなのに、製作側の主張をストーリーに反映するための下敷きにされてしまった印象が否めないので正直評価は低いです・・・。
見えない動物が暴れるというプロットは面白い
ただ劇中で大暴れする透明な象やトラは発想としては面白かったですね。 夜中の町に謎の振動が起こり突然見えない何かによって窓ガラスが割られたり、車がぺしゃんこにされたりするというのは面白い発想でした! しかも尋常ならざる神の様な何かが手を下したのかと思いきや、誰もが動物園で見たことある象が透明になって暴れていたなんで意外じゃないですか笑 普段は童謡になったりして温厚なイメージのある象ですが、暴れるとこんなに怖いんだというのが新鮮に思い出されました。
トリビア
- フェアフィールドという名前の空軍基地は実在するが、今回舞台となったアイダホ州ではなくカリフォルニア州にあるので全く別の場所である。
- トラックに象が向かってくるシーンでは、象がトラックに興味を持ってくれなくて撮影に苦労したそうです。 また撮影後はトラックから離れなくなってしまったとか。 象だって生き物だから気まぐれなときもありますよね~笑
- 掃除夫役のレノ・ブリトスは、ルイス・カーディナル役としていくつかのエピソードに出演しています。
英単語メモ
- tranquilizer gun・・・麻酔銃
- ancestors・・・先祖
それでは!!
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