Truth is out there!!
こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
今回は宇宙で出会ってはいけないものと遭遇してしまった宇宙飛行士のお話・・・。
目次
Xファイル シーズン1 第9話『宇宙』
- 監督:ウィリアム・A・グラハム
- 脚本:クリス・カーター
- 原題:『Space』
おのまとぺ的評価
- おススメ度 ★★☆☆☆ いろいろと不完全燃焼な感じでした汗
- グロ度 ★☆☆☆☆ ちょっと流血があるくらいです
- 謎度 ★★★★☆ 結局何が目的だったのかはっきりしません
- ホラー度 ★★★★☆ 宇宙にはまだ何がいるのか分かったものではありません・・・
- コミカル度 ★★☆☆☆ シリアスなエピソードです
登場人物
- フォックス・モルダー捜査官(デビッド・ドゥコブニー):FBIの特別捜査官。 局内では変人扱いされているが、非常に優秀な捜査官。
- ダナ・スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン):FBIの特別捜査官。 医師の資格を持っている。 モルダーの相棒。
- マーカス・アウレリウス・ベルト中佐(エド・ローター):スペースシャトルのミッションの責任者。 かつてジェミニ8号の乗員として宇宙へ出ており、宇宙遊泳中に何かに遭遇した。
- ミシェル・ジェネロー(スザンナ・トンプソン):管制司令官。 立て続けに起きたスペースシャトルの打ち上げ中止について疑念を持ち、モルダーとスカリーに捜査を依頼する。
あらすじ
スペースシャトルミッションの管制司令官であるミシェル・ジェネローは、先日発生した打ち上げの中止について内部の者による妨害を疑っていた。 彼女はモルダーとスカリーに助けを求め、捜査をするよう依頼する。 早速NASAへと向かった二人だったが、到着早々打ち上げが中止となる。 二人は責任者のベルト中佐に話を聞くが、彼は部下を信頼しおり妨害するものなどいないと断言する。 しかし、NASAの技術者に話を聞くと、前回の故障について詳細を聞かされておらず、何らかの隠ぺいが疑われた。 スカリーはベルト中佐が何かを知っていると睨むが、モルダーはジェミニ8号の英雄であるベルト中佐に心酔しており聞く耳を持たなかった。 刻一刻と次の打ち上げ時刻が迫っていた。
感想(※ネタバレあり!!)
『宇宙』というXファイルには欠かせない壮大なテーマと立派なセットでの撮影ながら、正直あんまり印象に残らないエピソードです。 宇宙人(思念体?)らしきものが登場しますがミソロジーではありませんので、ストーリーの本筋には全く関わりません。
今一つ目的がはっきりしないエイリアン
今回のエイリアンは人に乗り移る思念体の様なものということでホラーテイストが強めでした。 味付けによっては化けそうなテーマではあるのですが、どうも今回はエイリアン側の目的がはっきりせず、掴みどころがないまま終わってしまったような気がします。
まず、どうして火星にいたエイリアンがわざわざ地球まで来て軌道上にいたベルト中佐に乗り移ったのかが謎です。 最初はエピソードの冒頭で火星の人面岩が撮影されたことについて触れているため、火星のエイリアンがついに自分たちのことを発見してしまった地球人類に危機感を覚え、宇宙開発を妨害するためにベルト中佐に取り憑いたのかと考えました。 しかし、これだと時系列の整合性が取れません。 バイキング1号が人面岩を撮影したのは1976年7月25日で、ベルト中佐が乗ったとされるジェミニ8号のミッションは1966年であり、10年もの開きがあります。
また、エイリアンがどうして宇宙開発を妨害し続けるのかもよくわかりません。 先述の通り10年前のジェミニ計画の時からベルト中佐に取り憑いているにも関わらず、火星を調査するためのバイキング1号のミッションについては妨害に失敗しています。 バイキング1号についてはそれこそ人面岩の撮影に成功し、火星人にとっては自分たちの存在が露見しかねない計画だったわけで、人類の宇宙開発の中でも優先的に潰すべきものだったはずです。 一方で地球の軌道上で完結してしまうスペースシャトルのミッションは連続して妨害しています。 ちょっと目的が良くわからないんですよね・・・大丈夫か火星人w
トリビア
現実でのジェミニ8号
ベルト中佐はジェミニ8号のクルーだったという設定になっていますが、現実のジェミニ8号にはあのアポロ11号に機長として乗り込み、月面に足跡をのこしたニール・アームストロング氏が乗っていました。 やはりジェミニ8号でも機長を務めました。 もう一人のクルーはデイヴィッド・スコット氏で、同氏もアポロ15号に乗り込んだ際に月面に降り立っています。
宇宙開発史にその名を残すこととなる二人が乗り込んだジェミニ8号のミッションはかなり困難なものとなりました。 ジェミニ8号は事前に打ち上げられていたアジェナ標的衛星と宇宙空間でドッキングし、様々な実験を行う予定でしたが、ドッキング後にジェミニ側の推進器に異常が発生し、途中でアジェナを切り離すことになりました。 その後、ドッキングしていたアジェナの重量が無くなるとジェミニの船体は急速に回転し始め、速い時には1秒で1回転していたそうです。 これは乗員の意識にも影響を与えてしまうレベルでしたが、クルーの二人は何とか困難を乗り越え、地球へと帰還しました。 モルダーがベルト中佐をヒーローとしていましたが、ジェミニ8号が困難を乗り越えて生還したことを踏まえたセリフだったのではないかと思います。
それでは!!
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