[感想・解説]ウルトラマン 第12話『ミイラの叫び』

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

今回は初代ウルトラマンの第12話『ミイラの叫び』を観賞しました(`・ω・´) 

 

第12話『ミイラの叫び』

登場怪獣:ミイラ怪獣ドドンゴ、ミイラ人間
登場メカ・兵器:
ビートル、スーパーガン、スパイダーショット、バリアマシン

脚本:藤川桂介
監督:
円谷一

放送日:1966年10月2日

あらすじ

人類初の金星有人飛行のためモウリ博士の乗り込んだ『おおとり号』が宇宙へと飛び立った。 順調に飛行は続いているかの様に思われたが、モウリ博士と地上の通信に謎の電波が割り込む。 その通信はなんとバルタン星人からのものだったのだ。 彼らは未だ地球をあきらめていないこと、再び地球を侵略することを人類に告げた。 時を同じくしておおとり号はバルタン星人に乗っ取られ、モウリ博士は念力でバルタン星人に操られてしまう。 そうとは知らず宇宙仕様に改造されたビートルで救助に向かうムラマツ、アラシ、ハヤタであったが、その行く手ではバルタン星人が待ち構えているのであった。

[広告]

感想

今回はミイラ人間とドドンゴというサイズの異なる2体のモンスターが登場しました。 また全体的にモンスターたちに同情的な内容になっています。 たしかに7000年も地中に埋まっていて安らかに眠っていたのに、引っ張り出されて連れ去られてしまったわけですから可哀想は可哀想でしたね。 しかし、ミイラ人間は4人の人間を殺害していたので科特隊も倒さざるを得なかったでしょう。 またドドンゴも主の危機に駆け付けようとして人間に両目をつぶされるというのも結構悲惨ですねぇ・・・。 ウルトラマンがとどめを刺すのをためらったのも頷けます。

一方普段は心強いイワモト博士ですが、今回人命が失われているにも関わらず生け捕りを優先するあたりに、科学者の負の側面が描かれていた様に思います。 最後までミイラ人間とドドンゴの死を残念がっていたところは、ちょっと『ゴジラ』の山根博士っぽいところがありました。 しかし、イワモト博士はビートルや宇宙ロケットを開発したり(第16話『科特隊宇宙へ』)、ペンシルロケットを開発したり一体何が専門の科学者なんでしょうね?笑 そのうちオキシジェンデストロイヤーも作り出すのでは・・・w

小ネタ

  • 科学センターとして登場する建物は東京都水道局の長沢浄水場を使用
  • 劇中のセリフで登場する『座頭市』の第一作はウルトラマン放送の4年前の1962年公開され大ヒットとなった
  • 現状世界最古のミイラは自然にミイラとなったもので約1万年前(米ネバダ州スピリット洞窟)、人工ミイラで約7,000年前(チリ沿岸部)となっている

内容詳細(※ネタバレあり)

とある洞窟でミイラが発掘され科学特捜隊が現場へと駆け付けた。 発掘に当たっていたイワモト博士曰く壁画から推定して約7000年前のミイラだが、それにしては随分状態がいいので洞窟かミイラそのものに秘密があるかもしれないという。 たしかに7000前のミイラにしてはぱっちりお目目がルンルンだなぁ。 その後洞窟に入ったハヤタとアラシは壁面に爬虫類か何かの背中の様な壁画を発見するが大きすぎて何なのかはよくわからなかった。

発掘されたミイラは科特隊の警備のもとで科学センターへと運ばれ、いったんそこで安置されることとなった。 安置といっても全然関係ない実験をしている部屋の開いているスペースにとりあえず置いとこうぜ!みたいな感じで押し込まれる。 7000歳の老人にもっと敬意を払いなさい敬意を。 横たえられたミイラを見てアラシは『これが7,000年前の人間の姿か』とつぶやく。 いいえ、どう見ても違いますね、猿ですねこれは。

その夜近くにあった実験機器が勝手に動き出し、稲妻の様なものがミイラを打つ。 するとどういう仕掛けなんだかミイラの目が光り、7000年の眠りから目覚めて動き始めたのである! 異変に気付いた警備員がブレーカーを落とすが、ミイラ人間によって絞殺されてしまう。 さらに駆け付けたもう一人の警備員には目からビームをお見舞いして始末。 7000年の寝起きにしては上々の滑り出しである。 二人目の警備員が何とか警報を発動したにも関わらず、ミイラ人間は行方をくらませてしまうのであった。

この知らせは科学特捜隊にも電話で伝えられる。 電話を取ったイデはほんの数秒の会話ののち『我々科学特捜隊は直ちに調査を開始します』と威勢よく返答するが、それってキャップに指示を仰がなきゃいけないのでは・・・?? 『ミイラが姿を消した』というイデに『ミイラは何者かに盗まれたとすべき』と突っかかるアラシ。 しかし、イデ曰く殺された警備員2人は明らかにミイラと格闘した形跡があり、下水場の入口で2人警官が殺されたという。 さすがイデ隊員はたった3秒くらい電話で話を聞いただけでここまでのディテールを把握できちゃうのである!!

一方そのころ下水場では警官の殺害現場の現場検証が行われていた。 殺害方法は解剖しないとわからないらしいので今回は絞殺ではない様だ。 ミイラ人間は警官を殺害したのちに鍵のかかった鉄の格子戸を怪力で破壊して、下水場の施設内へと逃げ込んだ様だった。 施設の出口は4つあり、すべてに警官を配置して万全の状態である。 科特隊が現場へ駆けつけるとそこではイワモト博士が待っていた。 科特隊に聞かれるまでもなくミイラが生き返った理由を説明し始める博士。 彼曰く、なんとミイラは7000年の間『死にながら生きていた』というのである。 一種の冬眠状態だったというわけだ。 

その会話が終わるのを待たず、下水処理場の近くにミイラ人間を追い詰めたとの報が入る。 急行しようとする科特隊の面々をイワモト博士が呼び止める。 なんとミイラはできるだけ生け捕りにしてほしいというのだ。 怪力で錠前を破壊し、警備員を絞殺したほか謎の方法で警官2人を殺害している怪物なのになかなか酷な要求でっせ博士。 それに『私がいくらスパイダーショットの名人でも滅多なことじゃ撃ちゃしませんよ』と俺様アピールを挟むのを忘れず答えるアラシはやっぱりアラシである。

ミイラ人間は地下道を逃走し続けるが、ついに待ち伏せしてた警官隊と科特隊によって取り囲まれる。 ミイラ人間に次々飛び掛かっては投げ飛ばされる警官隊。 彼らも生け捕りの指示を受けており発砲することが出来なかった。 しかし、ある若い警官がミイラ人間に弾き飛ばされたあと恐怖に駆られてついに発砲してしまう。 するとミイラ人間は目からビームを発射しその警官を殺害してしまう。 さらにほかの警官にも立て続けにビームを浴びせ二人殺害する。 これを見たキャップは生け捕りを諦め、アラシにスパイダーショットで撃つよう指示する。 アラシのスパイダーショットの直撃を受けてミイラ人間は絶命するが、時を同じくして発掘現場で怪獣ドドンゴが目を覚ます。 動きがかわいい。

下水上では科特隊の面々とイワモト博士がミイラを眺めていた。 キャップは生け捕りに出来なかったことを悔いつつ、『お前を発掘さえしなかったらまだまだ眠りについていられたのに・・・』とつぶやく。 ハヤタは『こいつはきっと住処へ還ろうとしてたんですよ』と応じる。 イワモト博士がいなくてよかったw ここで科特隊にもドドンゴ出現の報告が入る。

フジ隊員も合流しビートルに乗り換えて現場へと急行する科特隊。 フジ隊員はミイラ人間がテレパシーでドドンゴを呼び覚ましたと推測する。 ハヤタはこれを聞いてドドンゴはミイラ人間を助けるために現れたのではないかと推測する。 そんなことはお構いなしに目からビームをだして暴れるドドンゴ。 ここで食い止めなければドドンゴがミイラ人間のいる東京へ向かうことは必至である。 アラシは地上へ降りて攻撃することを提案する。 そう、科学特捜隊は飛行機よりも個人携行兵器の方が火力が高いという不思議な組織なのである。 しかし、地上へ降りたところであの目から出るビームを喰らってはひとたまりもない。 そこで登場するのが天才イデ隊員の発明したバリアマシン。 これでドドンゴの怪光線に対抗しようというのである。

そしてこのバリアマシンを装備してドドンゴの前へと躍り出たアラシは、スパイダーショットで見事ドドンゴの片目を破壊することに成功する。 さらにドドンゴが残る片目で反撃しても、バリアマシンは怪光線を寄せ付けなかった。 やっぱりすごいぞイデ隊員。 しかし、このバリアマシンは光線は防げても物理的な飛来物は防げない様で、ドドンゴの光線が近くの岩に当たり炸裂した岩が当たりアラシは失神してしまう。 イデがスパイダーショットを拾いドドンゴの残った片目を攻撃する。 ここでイデが『思い知ったか座頭市め』と満面の笑みで独り言。 昭和だから大丈夫!昭和だから!

両目を失ったドドンゴはめちゃくちゃに暴れ始め、今度はアラシのみならず救助に当たっていたイデまで危機に陥ってしまう。 キャップはハヤタにドドンゴの背後から攻撃するように指示する。 一人になる機会を得られたハヤタはウルトラマンへと変身する。

ウルトラマンはドドンゴの元へ飛来するといきなりロデオよろしく背中へ馬乗りになるが、ドドンゴが暴れて背中から振り落とされてしまう。 ドドンゴはちょっと怒り気味に。 見知らぬ宇宙人が急に背中に乗ってきたら誰でもイヤである。 というかイデとアラシが足元にいるのに遊ぶんじゃありません!

その後プロレスをひとしきり楽しんだあとスペシウム光線をお見舞いしようとするウルトラマンであったが、両目を失ったドドンゴの痛々しい姿に一瞬逡巡する。 だが思い直してスペシウム光線でとどめを刺す。 しばらく身もだえたあと静かに息を引き取るドドンゴ・・・。 なんか今回の怪獣の最期は随分生々しい。 BGMもどこか物悲し気である。

場面は変わって気を失ったアラシのもとに集まっている科特隊のメンバー。 そこにイワモト博士が呑気に『アラシ君どうかしたんですか?』と質問。 さらには死闘を終えたばかりの科特隊に『ついに怪獣も死んでしまったね』などと言い出す。 ヤバい。ヤバいよイワモト博士。マッドサイエンティストだよ。 しかし、これに黙っている科特隊ではなく、『発掘なんかしないで1万年でも2万年でも眠らせてあげればよかったのに』とフジ隊員が抜き身で切りかかるがごとき正論をブチかまします。 『こんなことになると初めからわかっていればね・・・。可哀想なことをしたよ。』と若干言い訳っぽいことを言いつつもイワモト博士の人間味が確認できて一安心。

しかし、問題はこのあと。 イデ隊員が立ち上がると遠くの崖に立つハヤタを見ながら『おかしいな、アイツ本当にウルトラマンじゃないのかな・・・』とつぶやく。 やめなさい、まだ12話です。結論を急いではいけませんぞ笑

初代ウルトラマン エピソード一覧

初代ウルトラマン 各話レビュー一覧

[広告]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です