【映画】泥棒番付(大映・1966年) – あらすじ・感想

こんにちは、おのまとぺ(゚∀。)です!!

今回は勝新太郎主演の幕末泥棒映画『泥棒番付』の感想です!!

作品情報

上映時間:82分
公開年:1966
配給:大映

スタッフ

  • 監督:池広一夫
  • 原作:司馬遼太郎
  • 脚色:伊藤大輔
  • 企画:奥田久司
  • 撮影:武田千吉郎
  • 音楽:鏑木創
  • 美術:西岡善信
  • 編集:山田弘
  • 録音:林土太郎
  • スチール:大谷栄一
  • 照明:加藤博也

登場人物(カッコ内はキャスト)

  • 佐渡八(勝新太郎):泥棒番付の横綱を自称する大泥棒。 池田屋事件の余波で警戒網に引っかかり一度は捕縛されるも、与力・田中の恩情で解放される。 田中からの指示で、コソ泥の清七とお慶の面倒を見ることになる。
  • 清七(青山良彦):若いコソ泥。 田中の指示で佐渡八に面倒を見てもらうことになる。 田中との間には大きな秘密を抱えている。
  • お慶(小林哲子): 田中からの指示で 佐渡八と清七のもとにやってきた娘。 この娘もまた田中との間に秘密がある。
  • 五大力(内藤武敏):新選組隊士で極めて粗暴・尊大な性格。 また弓を引く際に用いる弓掛をいつも右手にはめている。
  • 近藤勇(五味龍太郎):新選組局長。 壬生の屯所内に佐渡八の屋台をだすことを許可した。
  • 田中松次郎(内田朝雄):鬼与力と恐れられる腕利きの与力。 佐渡八に恩情をかけて解放し、清七をあずける。
  • 垂水(藤岡琢也)
  • 饂飩屋の客朴庵(遠藤辰雄)
  • 山崎丞(戸浦六宏)
  • 荒木田(伊達三郎)
  • 木賀(橋本力)
  • 書役同心薬師(寺島雄作)

感想

ストーリーについて

勧善懲悪の物語ですが主人公は善人ではありませんし、必ずしもハッピーエンドといえる様な映画ではありません。 しかし、ラストは晴れやかな気分で観終われる良い作品でした。 『人間ってそんなもんだよね』とちょっとニヤッとしてしまうお話でした。

また、どんでん返しも巧妙で『えっ、この人が!?』という様な人物が実は大きな秘密を抱えていたり、何かしら因縁のありそうな傷を抱えている人物が実は何の関係もなかったり、結構予想を裏切られました。 なので最後まで楽しく観られます。

キャラクターについて

泥棒なのにどこか憎めなくて、盗みの腕はいいのに人間関係は不器用という佐渡八の役どころは勝新太郎さんにドンピシャだった様に思います。

一方、田中や清七の様な重要人物含め佐渡八以外はあまり印象に残るキャラクターはいませんでした。 やはり勝新太郎のインパクトというのはすさまじく、観終わった後に残る印象の大半を佐渡八の顔が占めている感じです笑 それだけ傑出した俳優だったということでしょう。

セットについて

セットに相当お金がかかっている様に思います。

冒頭の池田屋事件のシーンはその最たるものですが、街並みの一部を丸ごと作り上げています。 新選組が建物に突入していったと思ったら、2階からスタントマンが転がり落ち、手前の屋根からひょっこり勝新太郎が顔を出すというシーンを一発で撮っています。 今の邦画じゃ絶対できない規模感のシーンですね。

また、これが華やかなりし全盛期大映の晩年の姿でもあります。 翌1967年から大映は経営状態が悪化していきダイニチ映配へとつながり、最終的に倒産となります。 そんな大映の徒花でもあるのでしょうね。


感想(※ネタバレあり!!)

まさか鬼与力が討幕派だなんて思いませんでした汗 清七は長州藩士で、お慶は養女であったりと『知らぬは佐渡八ばかり』状態でした。

またエンディングが面白いですね。

田中は幕府から給金をもらいながら討幕派と結託していた泥棒

新選組はその田中から金を奪った泥棒

佐渡八は新選組から金を盗んだ泥棒

そしてばらまいた金貨に群がる人々も泥棒

捕まえにきた捕吏まで小判に夢中の泥棒

結局みんな泥棒だったという何とも業の深いエンディングでした。

いろいろ詰め込みすぎな感じもある一本でしたが、楽しいエンタメ作品でした。

オススメです~

それでは!!

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